就職が決まらない!対処法や決まらないまま卒業する場合のパターンを解説

就職が決まらず不安や焦りを感じ、どう行動すればよいか分からなくなる就活生も少なくありません。本記事では、就職先が決まらない学生に共通する原因を分析し、具体的な対処法を解説します。また、苦戦する就活にメンタルを維持するコツや、活動を続けるうえで注意したい点なども紹介します。
\無料であなたの適性や面接のお悩みをアドバイス!/
完全無料 今すぐ会員登録目次
就職が決まらない人のおもな原因と対策
就職活動がうまく進まない背景には、いくつかの共通した原因があります。就職が決まらない人のおもな原因と対策を解説します。
【就活準備段階】理想の企業が見つからない
やりたいことを実現できる企業、給料が高い、転勤がない、残業時間が少ないなど「理想」を最初から完璧に満たす企業を見つけるのはとても難しいことです。対策として下記3つを実践してみましょう。
1. 理想の条件を具体的に洗い出す
まずは「理想」という漠然としたイメージを、より具体的な言葉にしてみましょう。 給与や休日、福利厚生といった目に見える条件だけでなく、「どんな働き方をしたいか」「どんな人たちと働きたいか」「仕事を通じてどう成長したいか」といった、価値観や将来の目標に関わる部分も掘り下げてみましょう。
2. 視野を広げてみる
これまで見ていなかった業界や職種にも目を向けてみましょう。 業界研究や企業研究は、特定の企業だけでなく、その業界全体を広く知ることからはじめてみてください。 また、OB・OG訪問やインターンシップ等に参加することで、企業のリアルな雰囲気を肌で感じることができます。 思いもよらなかった企業が、あなたの理想の働き方を実現できる場所かもしれません。
3. 受験企業の良い所に目を向けるように意識する
たくさんの企業を見る中で、完璧な企業は存在しないことに気づくかもしれません。 そんな時は、受験企業の良い所に目を向けてみましょう。例えば、「IT業界で駐在は不安だけれど、その分色々な企業でスキルを身に付けることができそう」「初任給は理想より低いけど、インセンティブ制度は充実している」などです。
企業の良い所に目を向け、前向きな気持ちで情報収集を継続してみると働いてみたいと思える企業と出会えるかもしれません。
【選考初期段階】書類やWebテストで通過できない
選考初期段階の書類やWebテストについて、就職が決まらない人のおもな原因と対策を解説します。
履歴書やエントリーシートの問題
履歴書やエントリーシートの内容が企業の求める人物像にマッチしなければ、選考通過が難しくなる場合があります。汎用的な内容で複数企業に使い回せるような文章や、抽象的な内容では、個性や人となりが採用担当者に伝わりません。書類には過去の経験から得た気づきや成長を具体的に記述し、自分の強みが志望先でどのように貢献できるかを明確に示しましょう。
筆記試験やWebテストでの問題
筆記試験やWebテストの成績が振るわず、不合格となってしまう就活生もいます。市販の参考書や問題集を活用して十分に基礎力を養っておきましょう。苦手な分野を早期に把握し、重点的に取り組むことで、効率的にスコアアップを図れます。
【選考後期段階】面接で通過できない
面接の場で自分の魅力を上手く表現できない就活生は、苦戦する傾向があります。過度な緊張や事前の準備不足により本来の実力を発揮できなかったり、ビジネスマナーや身だしなみで不利になったりする就活生は少なくありません。
対策として、繰り返し模擬面接を実施し、実践的な練習を積みましょう。大学のキャリアセンターや就職エージェントを積極的に利用すると、具体的なアドバイスをもらえます。また、清潔感のある身だしなみや基本的なビジネスマナーも勉強する必要があります。
就職が決まる人・決まらない人の違いとは?
就職の決まりやすさは、就職活動を始める時期にあるといえます。就職準備は、大学3年生になる春ごろから本格的にスタートするのが一般的です。就職が決まる人の多くは、業界・企業・職種の研究や、自己分析を事前に進めています。
一方で、なかなか就職が決まらない人は、準備段階での分析や対策が不足している傾向にあります。大学3年生・4年生向けの就職活動の進め方や対策は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:大学3年の就活で何もしてないと手遅れ?はじめることや必要な対策を解説
関連記事:大学4年で就活を何もしていない人へ!まだ間に合う就活の進め方・ポイント
参考記事:【27卒】就活はいつからはじめる?スケジュールと準備を解説
就職が決まらないと不利になる時期は?
就職を決めておきたい時期と、就職が決まらないと不利になりやすい時期について解説します。
大学4年生の夏までに内定をもらうのが理想的
内定は、大学4年生の夏までにもらうのが理想的です。
政府主導のスケジュールでは、本選考開始は大学4年生の6月1日からです。なお、公式には本選考開始時期は大学4年生の6月からですが、実態としては多くの企業がもっと早い時期から選考(面接)や内定(内々定を含む)出しを行うケースもあります。内定通知のピークとなる夏頃までに内定をもらっていれば、余裕を持って就職活動を進められるでしょう。
大学4年生の秋以降は企業数が減ってしまう
大学4年生の秋以降は、エントリー可能な企業数が減少する傾向にあります。10月頃から内定式を行う企業が多いためです。限られた募集枠に就活生が集中すると競争が激化します。
就職が決まらないときの対処法は?
ここでは、就職が決まらないときの対処法を解説します。内定獲得に向け、必要な手段を講じましょう。
就職に対する心構えを見直す
就職に対する意識を根本から見直し、積極的に行動する姿勢が重要です。忙しさを理由に就職活動を後回しにしていては、いつまでも現状を変えられません。就職活動の方向性を明確にして、膨大な求人から効率的に応募先を絞り込みましょう。ただし、そもそも応募数が少ない人は、応募社数を増やす判断も必要です。
自己分析をしっかり行う
自分の価値観や保有スキル、将来のビジョンなどを整理しましょう。自分自身への理解が浅いままでは、マッチする企業や動機が曖昧になり、効果的なアピールができなくなります。企業が求める人物像と、志望動機や自己PRが一致しているか確認してください。
業界や企業研究を行う
表面的な業界理解や企業分析に留まっている就活生は、志望理由や自己PRが抽象的な内容になりがちです。徹底した情報収集により、説得力のある志望理由や自己PRを構築しましょう。
応募企業の選定を見直す
大手企業や特定分野に固執しすぎると、就職が決まらない場合があります。企業規模や業界にこだわりすぎず、自分にとって重要な条件に優先順位をつけて選択肢を広げましょう。
細かいミスがないかを見直す
履歴書の誤字脱字やビジネスマナーの勘違いなど、些細なミスが選考結果に影響する場合があります。提出前の丁寧な確認作業はもちろん、第三者にチェックを依頼することも、ミス防止に効果的です。
履歴書やエントリーシートの内容を見直す
志望理由や自己PRについて、企業の求める人物像とマッチしているか検証しましょう。十分に企業研究をしたうえで、自分の強みを効果的に表現できるよう文面を調整してください。無難で一般的な内容ではなく、独自性のある文章になっているかも重要です。
面接の練習を行う
面接での対話の流れやビジネスマナーについて、自分では適切だと思っていても、改善の余地があるケースは少なくありません。模擬面接を受けたり、就職エージェントなのフィードバックをもらいつつ練習を重ねたりすることで、本番で上手く対応できるようになります。
ビジネスマナーや人に与える印象を見直す
基本的なビジネスマナーを身に付けることで、選考での評価を向上させましょう。書類の作成方法、面接時の服装や身だしなみ、適切な言葉遣いなど、就職活動ではさまざまな要素が評価対象となります。自分を客観視し、改善が必要な部分を特定してください。
就職が決まらないときのメンタルを保つ方法は?
長期に及ぶ就職活動において、メンタルを保ちつつ就職先を見つける方法を解説します。
適度に休息して気分転換を行う
就職活動は長期間にわたるため、適切な休息が欠かせません。しかし、無計画に休んでしまうと、活動再開が困難になる恐れがあります。事前に休息期間を設定し、計画的にリフレッシュしましょう。
周りの人と自分を比べない
周囲が続々と内定を獲得すると、焦りや不安を感じるかもしれません。しかし、個々が目指すものや就職活動の進め方は大きく異なります。他者の状況に一喜一憂せず、自分のペースを大切にしましょう。
落ち込むよりも改善のきっかけになると考える
就職が決まらないと、気持ちが沈むのは当然です。しかし、ネガティブな感情を引きずったままでは、次の選考にも悪影響が出かねません。不採用の結果を冷静に分析し、企業との相性が合わなかったと前向きに捉えることも大切です。
就職の悩みを聞いてもらう
家族や友人に就職活動の不安や悩みを相談すると、つらい気持ちを整理できる場合があります。また、周囲の成功体験を聞くと、内定獲得に役立つ効果的な対策を得られるかもしれません。
就職が決まらないときの相談先は?
家族や友人に相談しても解決しない場合は、大学の就職課(キャリアセンター)を活用しましょう。地域のハローワークや就活エージェントへの相談もおすすめです。特に、就活エージェントで専任担当者からアドバイスを受けられると、悩みの解消につながる可能性があります。
就職が決まらない学生が注意すべきポイントは?
不安や焦りがあっても、落ち着いた行動が求められます。独自の方法だけで就職活動を進めていては、内定獲得がますます困難になるかもしれません。また、就職を急ぐあまり、妥協した選択をして後悔する人もいます。第三者の客観的な意見を取り入れつつ、冷静に行動しましょう。
大学4年生の就職が決まらないときの動き方は?
ここでは、大学4年生の春から冬にかけて、就職が決まらないときの動き方を解説します。
大学4年生の6月~7月の動き方
政府主導のスケジュールでは、本格的な選考開始は6月以降となっています。6月~7月の段階では過度に不安になる必要はありません。夏頃でも企業説明会を開催している会社は多いため、積極的に参加しましょう。
大学4年生の11月~12月の動き方
秋頃になると、内定辞退者の発生により、中小企業を中心に新たな説明会や求人募集が実施される場合があります。こまめに情報をチェックして参加しましょう。秋採用とも呼ばれるように、秋頃にはまだ多くのチャンスがあります。冬を迎えても、最後まで活動を継続する姿勢が大切です。
就職が決まらないまま卒業を迎えるときの進路パターンは?
仮に就職が決まらないまま卒業を迎えた場合の進路パターンを解説します。
進学する
内定通知のピークとなる大学4年の夏頃までに就職が決まらない場合、就職活動を止めて大学院や専門学校に進む人も一定数います。専門知識が増えたり就職時の給与水準が上がったりする可能性はありますが、家族の理解や進学費用が必要です。
就職浪人する
大学卒業後も就職活動を続ける状態を就職浪人といいます。就職浪人すると、就職活動により多くの時間をかけられる上に、落ちた企業に再チャレンジできます。ただし、書類選考のハードルが上がったり、「なぜ既卒になったか」など面接で厳しい質問を受ける可能性もあります。
就職留年する
留年して大学に残って就職活動を続ける方法を、就職留年といいます。就職留年すると、新卒として活動でき、就職している友人から情報をもらえる可能性があります。一方で、留年中の学費や生活費の工面など金銭的な問題があるほか、企業側にネガティブな印象を与えるリスクには注意が必要です。
起業する
保有しているスキルやアイデアによっては、起業により成功を収められる可能性があります。ただし、ビジネスの基礎を一から学ぶ必要があり、経済的負担やストレスを伴う点を考慮しなければなりません。
まとめ
就職が決まらない場合でも、焦った行動は禁物です。不安や焦りを感じることもあるかもしれませんが、できることはたくさんあり、すぐに準備を始めれば希望に合う企業や職種への就職を実現できる可能性があります。就活では準備や参加すべきイベントが多くあるため、始めようと思ったタイミングから計画的に取り組むことが大切です。
就職活動がうまくいかず悩んだ時には、キャリタス就活エージェントへご相談ください。「もう就活やりたくない」「面接を受けるのが怖い」など弱音を吐いて大丈夫です。気持ちをすっきりさせて、その時点でできることを一緒に考えていきましょう。キャリタス就活エージェントでは専任のキャリアアドバイザーがつき、1対1でじっくりお話をお伺いした上で就活の作戦を一緒に考えます。話す内容がまとまっていなくても全く問題ありません!その時の素直な感情をぜひキャリアアドバイザーに話してみてください。納得いく就活ができるように全力でサポート致します。