面接で落ちたと思った理由は?サインと気づいたときの注意点

就職活動の際、面接担当者の反応で「落ちたかもしれない」と落ち込んでしまうケースがあります。そこで、就職活動の面接で落ちた人に共通する特徴や落ちたと考えられるサインや、注意点、落ちた後の改善策についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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面接で落ちたと思ったら理由を分析することが重要
就職活動の面接で、落ちたかもしれないと思うと不安を引きずってしまうことがあります。合否は企業との縁やタイミングもありますが、合否に関わらず次の面接に活かすためにも理由を分析することが重要です。
面接に落ちた理由は選考フェーズによって異なる
面接で落ちた場合は、以下のように1次・2次・最終面接などの選考フェーズによって不採用となる理由は異なります。
1次面接で落ちる理由
1次面接で落ちる理由として、志望動機や自己PRがうまくできていない可能性があります。また、身だしなみやビジネスマナーなどの基本的なことができていない場合も、落ちる理由として考えられます。
2次面接で落ちる理由
2次面接で落ちる理由としては、企業側が求める人物像に合っていないと判断された可能性があります。企業や業界への理解度が足りなかったために、うまくアピールできなかったことが落ちる理由になることもあるでしょう。
最終面接で落ちる理由
最終面接で落ちる理由としては、入社意欲があまりないと判断された可能性があります。また、企業側が採用したいと思うような強いアピールができず、決め手に欠けると判断された可能性もあります。
面接に落ちた人に共通する特徴
面接で落ちた人には、共通する特徴があります。面接を受ける段階で、以下のような準備ができていない場合は、しっかりと対策を行うことが大切です。
1.第一印象がよくない
2.ビジネスマナーが身についていない
3.コミュニケーション能力に課題がある
4.質問に対する回答がずれている
5.入社意欲が低い
6.準備不足が目立つ(面接対策ができていない)
また、希望業界や希望職種と相性が悪く、面接に落ちているケースもあります。立て続けに同じ業界、職種で面接に落ちる場合には業界や職種を見直すことも有効的です。
面接の対策に自信がない場合は、学生への就職情報提供などを行う就活エージェントを利用するのもおすすめです。
面接に落ちたときのサインとは?
面接に落ちたと捉えられるサインはいくつかあります。ただし、以下のようなサインがあったからといって、必ずしも落ちたとは限りません。
面接が予定よりも早く終わる
面接担当者が学生に興味を持っている場合は、時間を使って質問する傾向があります。面接時間が極端に早く終わる場合は、興味を持たれなかった可能性があります。ただし、最終面接の場合は事前に内定が決まっていることがあるため、短時間で終わることも珍しくありません。
担当者のリアクションが薄い・悪い
面接担当者のリアクションが薄かったり悪かったりする場合は、回答内容に共感できない、興味がないなどと判断されている可能性があります。ただし、面接担当者の面接スタイルによって異なるため、一概に不採用のサインとはいえません。
基本的な質問しかされない、質問に対する回答を深掘りされない
学生の個性や適性を深く理解するには、踏み込んだ質問をする傾向にあるため、当たり障りのない質問が続く場合は、不合格の可能性もあるでしょう。ただし、基本的な質問ばかりであっても、自分をアピールするチャンスだと前向きに捉えることが大切です。積極的に対応すると状況を変えることができる可能性もあります。また、集団面接の場合は基本的な質問や質問に対し深堀されないことが多いです。
担当者がメモをあまり取らない
面接担当者が回答に興味を持てない場合や不採用と判断している場合は、メモを取らない可能性があります。しかし、担当者の性格や仕事の仕方によっても変わるため、「メモを取らない=落ちた」というわけではありません。
否定的な言葉をかけられる
企業の価値観や理念に合わない人材と判断されたときは、否定的な言葉をかけられることもあるでしょう。ただし、ストレス耐性があるかどうかをチェックしていることもあるため、一概に落ちたときのサインとはいえません。
入社後や将来のビジョンを質問されない
入社後のキャリアプランや将来のビジョンに関する質問をされない場合は、学生が自社で働く姿を具体的に想像できないと判断されていることがあります。また、キャリアプランや将来のビジョンを具体的に説明できない場合も不採用の原因になります。企業によっては入社意欲が高ければ質問されなくても入社後のビジョンや熱意をアピールしてほしいと考えているケースもあり、聞かれなくても面接のどこかでビジョンや熱意をアピールすることが大切です。
逆質問の時間を取ってもらえない
面接の最後には、逆質問の機会が設けられることが一般的です。しかし、採用を想定していない場合は聞かれないこともあります。企業によっては逆質問を予定していない、時間がなくなったら省略するなどのケースもあるので、逆質問の機会が設けられなくても必要以上に心配しすぎないようにしましょう。
業務内容や面接に関係ない話が多い
面接担当者に「もう話を聞くことがない」「不採用だけれど時間が余っている」「雰囲気を悪くしたくない」などの場合は、業務内容や面接とは関係ない話をされるケースがあります。ただし、企業によっては、社風に合うかを確かめるためにプライベートな話をするケースもあります。
今後の情報が伝えられない
選考スケジュールや採用後のことなど、今後の情報を不採用の可能性が高い学生に伝えないことはあります。採用したい学生には「ほかの企業よりも先に内定を出したい」「スケジュールを早めに共有しておきたい」などの考えから、今後の情報についての話が出やすいからです。
ただし、面接の合否を面接担当者1人で判断しない形式をとっている場合は、その場で今後の情報を伝えられないこともあります。
最後の一言やアピールを求められる
面接中にアピールが足りないと思われた場合は、「最後に一言ありますか」「最後にアピールをお願いします」などとチャンスを与えてくれるケースがあります。ただし、形式的に聞いている可能性もあるため、必ずしも不合格のサインであるとはいえません。
合否結果はメールで送ると言われる
不合格の通知は電話ではなく、メールで送信することが一般的です。ただし、企業によって連絡方法は異なるため、合否結果の連絡方法がメールだからといって、不合格が決まったとは限りません。
面接に落ちたとは判断できないサイン
一般的に面接に落ちたといわれるサインでも、以下のサインは落ちたとは判断できないサインです。
エレベーターまで見送られる
国家公務員の試験で、選考に進めない応募者をエレベーターまで見送っていたことが由来し、エレベーターまで見送られると不合格のサインであると捉えられるケースがあります。しかし、どのような立場の人に対しても、エレベーターまで見送ることがマナーとしている企業もあるので、エレベーターまで見送られたからといって不合格だとはいえません。
エレベーターまでに雑談を楽しんだり、お礼をしっかり伝えられるようにしましょう。
面接に受かったと捉えられるサインとは?
一般的に、面接に受かったと捉えられるサインについては以下のとおりです。
話を深掘りされる
さらに知りたい、理解を深めたいと思われた場合は、回答に補足を求められたり深掘りされたりする傾向にあります。回答をしっかり補完できれば、さらに好印象を与えられるでしょう。
現状の確認や将来的な話をされる
他社に先を越されないようにするために、他社の選考状況を聞かれるケースがあります。どこの部署で働きたいか、希望の勤務地はあるかなど将来的な話をされる場合も、企業が採用後を見据えている可能性があります。
面接が予定より長い
採用を考えていない場合は、基本的に長い時間を費やすことはありません。自社の魅力をさらに伝えたい、学生についてくわしく知りたいと感じている場合は、面接時間が予定時間を超えることもあります。
面接中に落ちたサインに気づいたときの注意点
面接中に落ちたサインに気づいたときは、気が動転してしまったり落ち込んでしまったりすることもあります。サインに気づいても、以下の注意点を心がけましょう。
態度を最後まで変えない
面接官の反応が薄かったり、質問が淡泊だったりしても、決して諦めた態度を見せてはいけません。面接官があなたの反応を試している可能性もあれば、単純に面接官のタイプが冷静なだけかもしれません。
最後まで笑顔を忘れず、ハキハキと答えましょう。真摯な姿勢は、面接官に必ず伝わります。
「落ちたサイン」は勘違いかもしれないと考える
面接官がメモを取っていなかったり、時間が予定より早く終わったりすると「もう興味を持ってもらえてない」と焦ってしまいがちです。
しかし、これは単に面接官が判断を素早く下せるベテランである証拠かもしれません。また、面接時間が短いからといって不採用とは限りません。
自分の感覚はあくまで主観であることを忘れずに、本番中は集中を切らさないようにしましょう。
最後の質問で逆転を狙う
面接の最後には、ほとんどの場合「何か質問はありますか?」と逆質問の時間が設けられます。
これは、あなたが企業の何に興味を持っているかを知るための重要な時間です。ここで、「特にありません」と答えてしまうと、入社意欲が低いと判断されてしまいます。
たとえ面接がうまくいかなかったと感じても、この最後のチャンスで入社後の働き方やキャリアパスに関する具体的な質問をすることで、熱意をアピールし、逆転を狙いましょう。
面接で落ちた後の改善策
残念ながら面接で落ちた場合でも、以下のような改善策で次につなげることができます。
身だしなみやマナーを振り返る
身だしなみやマナーは、特に1次面接で重視されます。1次面接で落ちた場合などは、あいさつの仕方、服装、姿勢、清潔感があるかどうかなどを、もう一度見直してみるのもよいでしょう。
表情や話し方を見直す
話の内容よりも、人は表情や声などの視覚・聴覚から伝わる情報のほうが、大きな影響を与えます。明るい表情ができているか、声のトーンや速さ・大きさは適当かなどを見直してみましょう。
志望動機やキャリアビジョンを見直す
志望動機やキャリアビジョンは使いまわしせず、企業にマッチしたものを伝えることで熱意が伝わりやすくなります。志望動機やキャリアビジョンなどがミスマッチになっていなかったかどうかを見直してみましょう。
業界研究や企業研究を深める
業界研究や企業研究が足りない場合は熱意が伝わりにくくなります。企業の公式サイトやプレスリリースはもちろん、企業の歴史やビジョンなど他社と比較・差別化して理解することが重要です。
面接の練習をする
緊張でうまく答えられないケースはよくあります。面接で緊張しやすい場合は、リアルなシチュエーションで練習し、フィードバックを受けることで改善点が見つかりやすくなります。動画で撮影してチェックする方法もおすすめです。
まとめ
就職活動の面接で落ちてしまう理由にはさまざまなものがあります。落ちてしまった場合には、面接を振り返り、次回に向けて改善していくことが重要です。
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