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2025.07.09

面接の挨拶で好印象を与えるには?具体的な流れやポイント・注意点を解説

採用担当者は、就活生の面接時の挨拶を入念に観察しています。面接対策として自己アピールや志望動機を練ることはもちろん大事ですが、挨拶の基本的な流れも押さえておきましょう。この記事では、面接で挨拶が必要となるシーンや基本的な挨拶の方法、注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。

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目次

面接できちんとした挨拶をするべき理由

面接できちんとした挨拶をするべき理由を解説します。自身の人となりを自然に伝えるために、丁寧に挨拶をしましょう。

挨拶は基本的なビジネスマナーであるため

挨拶は日常的なコミュニケーション手段として、社会人が身につけておくべき基本的なマナーです。面接で受け答えする内容も重要ですが、きちんとした挨拶によって好印象を与えられるよう心がけましょう。

自身を印象づけるため

面接には多くの就活生が臨むため、挨拶によって自身を印象づけましょう。出会って初めて挨拶したタイミングで、自身の第一印象が形成されます。きちんとした挨拶ができる就活生は印象に残りますし、逆に挨拶をしなかったり下を向いて声が小さいなどはマイナスな印象を与えますので、気持ちの良い挨拶を心がけましょう。

好印象を与えるため

採用担当者に好印象を与えるために、積極的に挨拶しましょう。気持ちのよい挨拶は、仕事に対して意欲的に取り組みそう、コミュニケーション能力が高そう、といった雰囲気を感じさせることができます。

対面面接、当日の流れと挨拶のタイミング

対面の面接について当日の流れに沿って、挨拶が必要になるタイミングを以下に示しました。

1.面接会場到着
2.受付
3.控え室入室
4.面接室入室
5.面接
6.面接室退室
7.退社

挨拶が必要になるのは、おもに受付、控え室入室、面接室入室、面接室退室のタイミングです。ただし、面接当日に建物内で他の従業員とすれ違った際や、途中まで採用担当者に見送ってもらえた際にも、適切な挨拶が求められます。

【シーン別】面接の具体的な挨拶の流れ

面接の具体的な挨拶の流れをシーン別に解説します。建物内にいる間は、常に見られている意識を持ち、気を抜かないようにしましょう。

【受付時】基本の挨拶

面接当日は約束の10分前に受付に到着することが理想的です。時間に余裕を持って到着することで、落ち着いた対応ができ、好印象につながります。

「こんにちは。○○大学の○○と申します。本日は面接に伺いました。人事ご担当の◯◯さまに、お取り次ぎいただけますか」などと明確に伝えましょう。後は、案内に従って控え室または面接室へ進んでください。

【受付時】電話やインターホンで呼び出す場合の挨拶

企業によっては、受付に担当者が常駐しておらず、電話やインターホンでの対応となる場合があります。非対面でも対面と同様の挨拶をしてください。ただし、相手が見えないため、普段よりも明瞭に話すように心がけると聞き取りやすくなります。採用担当者と対面した際には、あらためて丁寧に挨拶をしましょう。

【控え室入室時】基本の挨拶

面接前に控え室へ案内されるケースもあります。採用担当者がいる場合は、「こんにちは。○○大学の○○と申します。本日は面接に伺いました」と簡潔に挨拶しましょう。控え室での対応も面接の一部と考え、挨拶をはじめとして落ち着いた態度で臨む必要があります。

【控え室入室時】無人だった場合の挨拶

控え室に採用担当者がいない場合は、静かに入室して待機しましょう。担当者が入室してきたら、立ち上がり挨拶してください。待機中は、気を取られて指示を聞き逃してしまう可能性もあるためスマートフォンの操作などは避け、姿勢を正して心を落ち着けて待機をしましょう。

【面接室入室時】基本の挨拶

面接室に入室する際は、以下の手順で挨拶をします。

1.面接室のドアを3回ノックして、室内から「どうぞ」などの返事をもらってから入室する
2.採用担当者に背を向けない斜めの姿勢で、静かにドアを閉める
3.「失礼します」と一礼し、室内の椅子のところまで移動して左側に立つ
4.「○○大学の○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」と述べた後に、おじぎをする
5.着席を促されてから座る

【面接室入室時】無人だった場合の挨拶

面接室に入っても採用担当者がいなかった場合は、着席して静かに待機します。担当者が入室したら立ち上がり、担当者の方を向いて「おはようございます」など時間帯に適した挨拶をして、おじぎをしましょう。

担当者が着席して目が合ったタイミングで「○○大学の○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」と自己紹介し、再度おじぎをします。自身は担当者に促されてから着席してください。

【面接室退室時】基本の挨拶

面接室から退出する際は、以下の手順で挨拶をします。

1.着席したまま「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、おじぎをする
2.椅子の横に立ち、「それでは失礼いたします」と述べおじぎをする
3.ドアの前まで歩く
4.ドアの前で採用担当者の方に向き直り、「失礼します」と述べおじぎをする
5.ドアを静かに開閉して退出する

面接が終わってからも気を抜かずに、落ち着いて振る舞いましょう。

【その他】従業員とすれ違った際の挨拶

社内で従業員とすれ違った際は、立ち止まって軽くおじぎをしましょう。その場の雰囲気にもよりますが、「こんにちは」などと声を添えると好印象を与えられる可能性があります。

【その他】見送ってもらえた際の挨拶

面接終了後に採用担当者に見送られたときは、別れ際に「こちらで失礼いたします」と述べ、丁寧におじぎをします。エレベーター前で別れる場合は、ドアが完全に閉まるまで頭を下げ続けると丁寧な印象を与えます。

面接の挨拶で心がけること

採用担当者や従業員に好印象を与えるために、面接の挨拶で心がけることを解説します。

おじぎの姿勢と角度を意識する

面接室への入退室時には30度程度の丁寧なおじぎを、社内で従業員とすれ違った際には15度程度の軽いおじぎを心がけましょう。首だけを動かすのではなく、背筋を真っ直ぐに保ったまま腰から体全体を前に倒すことが、丁寧なおじぎのポイントです。

挨拶と動作は別々に行う

挨拶の際は、それぞれの動作を1つずつ区切って行いましょう。おじぎをしながら同時に言葉を発したり、歩きながらまたは座りながら挨拶したりすると、相手に好ましくない印象を与える場合があります。

相手の目を見て自然な笑顔で話す

印象の大部分は目で見た情報から形成されるため、挨拶する際の表情は重要です。相手の目を見て自然な笑顔で挨拶すると、親しみやすい印象を感じ取ってもらえます。面接は緊張しがちな場面ですが、表情筋を意識して口角を少し上げる笑顔の練習を事前にしておくと、本番で役立ちます。また、落ち着きのある印象を与えるために、視線のブレにも気をつけましょう。

聞き取りやすい声で話す

挨拶は、聞き取りやすい話し方も重要です。事前に家族や友人に自身の声を聞いてもらいアドバイスをもらうと、丁度よい声の出し方が分かります。声の高さは高すぎず低すぎず、聞き取りやすい音域を探しましょう。また、緊張すると早口になる傾向が見られる人は、意識的にゆっくりと話すことを心がけてください。

オンライン面接での具体的な挨拶の流れ

近年はオンラインで面接する企業も増えています。オンライン面接で入室、退出する際の具体的な挨拶の流れを解説します。

入室時の挨拶

カメラやマイクなどの機材に不具合がないかを、必ず事前確認しておきましょう。面接の時間が近づいたら、予定時刻の5分前には入室を済ませて待機しておくことがマナーです。(入室時間に関しては10分前、5分前、直前など企業によって指定される場合もあるため、面接の案内詳細を事前にしっかり確認するようにしましょう。)

採用担当者が入室してきたら、いきなり自己紹介せず、まずは「おはようございます」などと簡潔に挨拶するにとどめてください。グループ面接の可能性もあるため、担当者の指示を待つことが適しています。

担当者から「それでは始めましょう」などの合図があったら、カメラをしっかり見据えながら挨拶しておじぎをします。挨拶の言葉自体は対面での面接と同様ですが、オンラインの場合は、ややゆっくり話すと相手が聞き取りやすくなります。

なお、オンライン面接では座ったままの挨拶で問題ありません。

退室時の挨拶

採用担当者から「本日はこれで終了です」などの言葉があったら、カメラをしっかり見て面接の時間をいただいたことへの感謝の言葉を述べ、挨拶をしてから丁寧におじぎをしましょう。挨拶が終わった後は、担当者が先に接続を切るのを待ってから、自身も退出することがマナーです。

面接での挨拶における注意点

適切な言葉選びや他者への配慮ができているかも、採用担当者はチェックしています。面接での挨拶における注意点を解説します。

ビジネスシーンにふさわしい言葉を選ぶ

面接の挨拶では、ビジネスシーンにふさわしい言葉選びが重要です。日頃から「あの」「えっと」などの言葉を使いがちな人は、自信を持った話し方を心がけましょう。また、「来ました」ではなく「参りました」というように、適切な敬語表現を使用すると基本的なビジネスマナーが備わっているとアピールできます。

なお、「貴社」は文書やメールで使用する表現です。面接時の口頭での挨拶では「御社」を使用してください。

グループ面接では他の就活生にも敬意を示す

他の就活生が挨拶をしている間も、姿勢を正して真剣に聞く姿勢を保ちましょう。グループ面接においては、採用担当者だけではなく他の就活生に対する態度も評価の対象となります。面接全体を通して集中力を切らさず、常に前向きで積極的な態度で臨むことが大切です。

挨拶に失敗しても慌てない

緊張によって言葉に詰まったり、声が小さくなったりしても、動揺しすぎないことが大切です。採用担当者は、面接全体を通して就活生を評価するためです。事前に声の出し方を練習したり、身だしなみを整えたりするなど、しっかりと準備をしておくと自信を持って挨拶できるでしょう。

まとめ

ビジネスシーンにおいて、挨拶は基本的なマナーのひとつです。面接での挨拶は、自身の誠実さや積極性を伝えるチャンスでもあります。好印象を与え円滑なコミュニケーションが取れるように、丁寧な挨拶を心がけましょう。

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