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2025.06.25

【就活】座談会で質問しないデメリットや困ったときの対処法を解説

就活では座談会が開催されることがあり、実際にその会社で働いている人と交流できる貴重な機会です。しかし、せっかく出席したにもかかわらず「質問が思い浮かばない」と悩むケースも少なくありません。本記事では、座談会で質問しないデメリットや困ったときの対処法、質問する際の注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

座談会とは?

そもそも、就活における座談会とはどのようなものなのでしょうか。質問しないと不利になることがあるのかも含め、座談会の役割を把握しておきましょう。

座談会の役割

座談会は会社説明会後に開催されるケースが多く、学生が従業員に対して直接質問できる場です。企業のホームページやパンフレットには掲載されていない内容、説明会などでは説明しきれない情報なども得ることができます。会場型だけではなく、オンライン型の座談会も増えており、実際にその企業で働いている従業員の本音が聞ける数少ない機会です。

※参考:3月1日時点の就職活動調査|キャリタス就活 学生モニター2026 調査結果(2025 年 3 月発行)

座談会で質問しないと選考で不利になる?

質問しないからといって、必ずしも選考に影響を与えるとは限りません。ただし、選考通過者のみ参加可能な座談会などは選考に加味される可能性もあるかもしれません。また、従業員の方に直接質問をできる機会は多くはないので、座談会を有効活用するためにも、質問を5つくらい用意して参加するのが望ましいです。

座談会で質問するメリットは?

座談会で質問すれば、その後の就活でメリットになる場合があります。座談会に参加する際は、以下の3点を踏まえておきましょう。

従業員の印象に残りやすい

座談会で積極的に質問していると、従業員の印象に残りやすいメリットがあります。それだけ志望度が高い姿勢もアピールできるでしょう。特に従業員が頻繁にメモしていたり、人事担当者が会場を回りながら様子をうかがっていたりするような場合は、座談会の内容が選考に影響している可能性があるため、積極的に質問してみてください。

企業への理解が深まる

座談会は比較的、和やかな雰囲気で開催されています。企業のなかでも地位の高い役員や人事担当者だけではなく、就活生と年齢の近い従業員が参加しているケースも少なくありません。そのため、説明会とは違った視点からの理解を深められるでしょう。座談会に参加する際は、働いている人にしか聞けないような質問を考えておくことがポイントです。

選考の対策ができる

座談会は、企業との限られた接点のひとつです。気になったり、疑問に感じたりする内容を質問することで選考の対策にもつながり、面接の場面での質問力向上にもつながります。

実際にその会社の選考を通過した人たちから、エントリーシートの書き方や面接のコツなど、リアルな話が聞けるのも大きなメリットです。ただし、選考が過去とまったく同じ形式で進むとは限らない点には注意しましょう。

座談会で質問しないデメリットは?

座談会は質問をしなくてもよいものの、やはり質問しないことによるデメリットもあります。

有益な情報を収集しづらい

そもそも質問をしなければ情報は得られません。特にホームページやパンフレットでは見えない職場の雰囲気や働きやすさ、仕事のやりがいなどは、実際にその場で働いている人にしか分からないリアルな情報です。「文系からIT技術職を目指せるのか」といった個人的な疑問や業界のトレンドなども、座談会では尋ねやすいでしょう。

ほかの就活生と差がついてしまう可能性がある

質問をあまりしなかった学生と多く質問した学生を比べると、多く質問した方が就活に必要な情報を手に入れることができ、就職活動で有利になる可能性があります。もちろん、他の人が質問する場に一緒にいれば、同じ情報が手に入るでしょう。しかし、質問を他の学生任せにしてしまうと、名前を覚えてもらえる機会を失ってしまいます。

入社後にギャップを感じやすくなる

説明会では、どちらかというと企業の良いところにスポットが当てられています。座談会であまり質問をしないと、従業員の本音やリアルな職場の状況を聞けるせっかくの機会を逃してしまい、入社後にギャップを感じやすくなる点もデメリットです。そのため、座談会に参加する機会を得られたら、働いている人の本音を聞くようにしてください。

座談会でする質問に困った際の対処法

座談会に参加したものの、なかなか質問が思い浮かばない場合もあるでしょう。困った場合は、以下で解説する3つのポイントを参考にしてください。

事前準備を念入りにする

座談会当日質問がなかなか思いつかず困りそうな方は、事前にホームページや就職サイトなど企業の情報を確認し、できる限りたくさん質問を用意しておきましょう。

また、どうしても質問が思いつかない場合は「入社前に知っておけばよかったということはありますか?」「就活中やっておいた方がよかったということはありますか?」「入社の決めてを教えていただけますか?」のように、質問のヒントになりそうな質問を準備しておくとよいでしょう。
また、「ざっくりした1日のスケジュールを教えてください」「仕事ではどのようなときにやりがいを感じますか」「取得しておくとよい資格はありますか」「どんな人が貴社では活躍されていると思いますか?」など比較的どの企業にも使える定型的な質問も複数準備しておくと安心です。

参加者の質問を発展させる

自分でどうしても質問が思い浮かばない場合は、他の就活生が質問した内容や、従業員の話に関連した話題を展開していく方法もおすすめです。「先ほど○○さんがおっしゃっていたように」とつなげると、会話を盛り上げやすいでしょう。ただし、似たような質問をするのではなく、内容を掘り下げた質問になるよう工夫してください。

質問がない旨を伝えコミュニケーションをしっかり取る

自分が聞きたかった質問を他の学生が聞いて質問がなくなってしまうということがあるかもしれません。その際は、「本日お聞きしたかった質問は別の方がされていてお聞きできました。他の方の質問を聞き質問が思いついた際にお聞きします。」とお伝えしてみるのも一つの策です。何も質問がない=興味がない、志望度が高くないと思われないよう、他の人が質問している際や従業員の方が回答している際は相槌などのリアクションをしっかりし参加の意欲を態度で表しましょう。また、タイミングを見計らい、会話に加わる努力も必要でしょう。

座談会でのおすすめの質問例

ここからは、実際に座談会でどのような質問をすればよいのか、具体例を挙げて解説します。

事業内容について

事業内容をはじめ、企業で取り扱っている商品・サービスに関する質問は定番ですが、概要はホームページや説明会などでも情報収集できます。そのため、座談会で質問する際は、いかに深掘りできるかがポイントです。以下の質問例も参考にして考えてみてください。

質問例
・御社の○○という商品について、営業という視点からどう評価されていますか

業務内容について

業務内容に関する質問では、業務の進め方はもちろん、1日のスケジュールや苦労話を具体的に質問してみるのもおすすめです。以下の例を参考に、入社後の自分の姿をイメージできたり、将来のキャリアを描くのに役立ったりする質問を考えてみてください。

質問例
・これまでの業務でもっとも印象深いプロジェクトは何ですか?

社風について

和やかな雰囲気で実施される座談会では、社風についても気軽に質問しやすいでしょう。実際に働いている従業員に社風を聞けるため、リアルな現場環境の把握に適しています。ミスマッチを起こさないという観点からも、重要度の高い質問です。

質問例
・会社の雰囲気について教えてください

選考について

座談会には若手の従業員が参加している場合も多く、直近の選考状況を聞きやすいのも特徴です。また、直接選考に関わるような中堅やベテランの従業員と話せる機会があるなら、求められている人材像について質問することもできます。下記の質問例も参考にして、質問内容を考えてみてください。

質問例
・就活生に求めることはなんですか?
・どのような人物が入ってくると嬉しいと思いますか?

キャリアプランについて

配属を希望する部門があったり、すでに将来の目標があったりする場合は、キャリアプランについて具体的な質問をしてみるのもおすすめです。質問に対する従業員の答えを参考に、自分自身のキャリアプランをイメージすることもできるでしょう。

質問例
・将来的に海外赴任を希望しています。海外赴任しやすい部門はありますか?

座談会で質問する際の注意点

座談会で質問する際、気をつけておきたいポイントもあります。効果的な質問ができるように、以下の3点には注意してください。

調べて分かることは質問しない

企業理念や従業員数のように、ホームページやパンフレットなどに記載されている情報は、座談会では質問しないようにしましょう。調べて簡単に分かる内容を質問しても、マイナスな印象を与えかねません。座談会に参加する際は事前に企業研究をしっかり行い、ホームページなどでは得られない質問ができるように準備してください。

ネガティブな質問は気になる理由も添えて質問する

座談会に参加した企業のリアルな状況を知りたいと思っても、ネガティブな質問ばかりでは場が盛り上がりません。例えば「サービス残業はありますか」のような少しネガティブな質問をしたい際には「残業は問題ないのですが、ネットの口コミでサービス残業が多いというのを目にし、事実を知り覚悟して働きたいと考えているのですが、実際はいかがでしょうか?」のように気になっている理由などを付け加えると聞かれた側も回答がしやすくなると思います。

言葉遣いに注意する

座談会は質問しやすいように和やかでアットホームな雰囲気場合が多々あります。しかし、言葉遣いが乱れたり、「給料はどのくらいですか?」「休みの日の過ごし方は?」など、相手に踏み込みすぎる質問は好まれません。ただし、企業によってはプライベートな質問に答えるところも存在するため、参加する座談会の雰囲気を把握して質問の仕方を工夫してみましょう。親しみを感じる相手であっても、ビジネスの場であることや、従業員の方への感謝を忘れないようにしましょう。

まとめ

会社説明会などのあとに実施される座談会は、実際にその企業で働いている従業員の生の声を聞ける貴重な機会です。必ずしも質問をしなければならないわけではないものの、質問しないことによるデメリットもあります。座談会に出席する際は、注意点も踏まえて事前準備をしっかりして挑みましょう。

「座談会で質問をしないといけませんか?」「面接での逆質問が思いつきません」など就活における質問をしなければならない機会のご相談は、非常に多いです。
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企業への質問が上手にできるようになると得られる情報の質も良くなりますし、納得いく就活にも繋がります。質問の仕方で悩んでいる方はぜひキャリタス就活エージェントを活用してみてください。