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2025.06.04

エントリーシートを手書きする手順やポイント!注意点や確認事項も紹介

エントリーシートを提出する場合、手書きとパソコン作成のどちらで対応すればよいか迷う人も少なくありません。本記事では、作成により時間がかかるエントリーシートを手書きする際の手順、ポイント、注意点などをまとめました。ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. エントリーシートは手書きとパソコンのどちらが一般的?
    1. 手書きのエントリーシートは時代遅れ?
    2. 現在はパソコンで作成したものでもよいケースが多い
    3. 手書きでもパソコンでも分かりやすさが大切
  2. 手書きのエントリーシートが望まれる理由とは?
    1. 学生の性格・熱意・個性が分かりやすいため
    2. 面接では評価しづらい、業務に必要な能力を判断できるため
  3. エントリーシートが手書きの場合のメリット
  4. エントリーシートが手書きの場合のデメリット
  5. エントリーシートの記載方法が自由な場合の選び方
  6. エントリーシートを手書きする手順
    1. 1.内容を作成する
    2. 2.エントリーシートに罫線を薄く入れる
    3. 3.下書きをしてから清書する
  7. エントリーシートを手書きする際の工夫とポイント
    1. 読みやすさを重視する
    2. 文字のサイズを意識して丁寧に書く
    3. 文頭はそろえる
    4. 改行を入れる
    5. 記入欄は全て埋める
    6. 表記ゆれのないようにする
    7. 略語は使用しない
  8. エントリーシートを手書きにするときに注意すること
    1. 消せるボールペンは使用しない
    2. 完全に乾いてから消しゴムで下書きを消す
    3. 修正液や訂正印は使わない
    4. 文字の装飾は行わない
    5. イラストや写真は使わない
    6. コピーやデータで内容を保管する
  9. エントリーシートを手書きした後に確認すること
    1. 誤字脱字
    2. 文字の大きさ
    3. 改行や行間
    4. 封筒・送付書
    5. 書類の不備
    6. 郵送方法
  10. エントリーシートの提出方法がメールの場合はPDF化が必要
  11. まとめ

エントリーシートは手書きとパソコンのどちらが一般的?

エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらが一般的なのでしょうか。以下で詳しく解説します。

手書きのエントリーシートは時代遅れ?

従来は手書きのエントリーシートが主流であり、パソコンで作成すると不利になるという通説がありました。しかし、現在では世の中のオンライン化が進み、手書きのエントリーシートの提出が求められるケースは減っています。

現在はパソコンで作成したものでもよいケースが多い

現在は、Webサイトで必要事項を入力したり、フォーマットをダウンロードしてメールに添付したりするなど、エントリーシート提出のパターンが多様化しています。ただし、直筆の文字から人柄、個性、志望度の高さを感じ取ろうとする企業も存在し、手書きのエントリーシートの提出を求められる場合もあります。

手書きでもパソコンでも分かりやすさが大切

採用担当者は、限られた時間で大量のエントリーシートを確認する必要があるため、見やすさや分かりやすさを重視しています。作成方法について特に指定がない場合は、より見やすく、分かりやすいエントリーシートを作成できそうな方法を選択してください。

手書きのエントリーシートが望まれる理由とは?

ここでは、手書きのエントリーシートが評価される場合の理由について解説します。

学生の性格・熱意・個性が分かりやすいため

手書きのエントリーシートでは、文字の書き方や筆圧などに個性が出ます。それを性格や熱意を把握するための材料の1つと捉えている企業もあります。乱雑な文字では評価が下がりやすいため、丁寧に記載することが大切です。

面接では評価しづらい、業務に必要な能力を判断できるため

今はパソコンでのES作成が主流となってきましたが、業界によっては手書きのES提出を求められます。例えば、マスコミ(特に出版や広告)業界は、新しい発想が出来る人材を求めており、その人だけにしか書けないESを求め、手書きを指定することが多いのでしょう。
また、物流業界(特に海運業界)も手書きのESが求められるケースが多いです。

物流業界は、書類が間違っていると荷物の発着でトラブルが起きたりするため、書類のミスが許されない業務を担います。そのため書類作成能力(誤字脱字がないか、数字を正しく記載しているか)や語学力などを見るために、手書きのES提出を求めます。
志望する業界で手書きのES提出を求められることが多い場合には、その業界の仕事内容や求める人物像を確認し、早めに作成に取り掛かるようにしましょう。

エントリーシートが手書きの場合のメリット

エントリーシートを手書きすると、文字の丁寧さや見やすさに対する配慮を通して、入社意欲や志望度の高さをアピールできます。また、几帳面さ、大胆さ、慎重さなどの個性も示せます。

エントリーシートが手書きの場合のデメリット

エントリーシートを手書きするには、時間が多くかかります。1か所でも間違えれば、すべてを書き直さなければなりません。また、郵送する手間もかかるため、余裕をもって作成する必要があります。

エントリーシートの記載方法が自由な場合の選び方

エントリーシートは、基本的に指定された方法で作成しましょう。特に指定がなければ、手書きでもパソコンでも構いません。下書きや清書に時間がかかって内容がおろそかになりそうなら、パソコンで作成した方が無難です。

エントリーシートを手書きする手順

ここでは、エントリーシートを手書きする際の流れを解説します。

1.内容を作成する

エントリーシートは文字数が指定されている場合も多いため、まずはパソコンで情報を整理し、メモ帳に内容をまとめましょう。内容が決まったら、エントリーシートの枠のサイズを考慮し、文字の大きさや改行する場所などを検討してください。

2.エントリーシートに罫線を薄く入れる

文章をまっすぐ書けるよう、HB~Hの鉛筆で薄く罫線を引きます。また、文頭と文末の位置をそろえて書くと読みやすくなるため、それぞれ印をつけるとよいでしょう。

3.下書きをしてから清書する

最初に作成した内容をエントリーシートに鉛筆で写して下書きします。鉛筆の文字は後から消しゴムで消すため、なるべく筆圧を抑えて薄く書きましょう。

エントリーシートを手書きする際の工夫とポイント

エントリーシートを手書きするなら工夫も必要です。具体的なポイントを挙げて解説します。

読みやすさを重視する

文字が詰まっていると読みにくいため、適宜スペースを空けたり、改行したりしましょう。エントリーシートを通し、読み手に対する配慮をチェックしている企業もあります。

文字のサイズを意識して丁寧に書く

文字のサイズがそろっていないと読みにくいだけでなく、見栄えも悪くなります。文字のサイズは、枠の高さに対して8~9割程度にするとバランスよく見えます。

文頭はそろえる

文頭がそろっていないと、エントリーシート全体が不ぞろいな印象になります。文頭は1マス分空け、各段落の文頭がそろうように意識しましょう。

改行を入れる

エントリーシートを読みやすくするには、適宜改行を入れてゆとりを作ります。改行は、内容や伝えるべき役割が変わる部分で入れるとよいでしょう。

記入欄は全て埋める

記入欄に空白のないエントリーシートは、志望度が高いと判断されやすい傾向です。ただし、すべての記入欄に記載があっても、文量が足りず余白が多ければ志望度が低いと判断される恐れがあります。

表記ゆれのないようにする

エントリーシートに表記ゆれや誤った表現があると、適切な文書を作成できないと判断される可能性があります。常体(だ・である調)と敬体(です・ます調)などの文体、漢字の送り仮名、「ポジティブ」と「ポジティブ」などのカタカナ語、漢数字と算用数字などには特に注意が必要です。

略語は使用しない

エントリーシートには略語を用いず、正式名称で記載しましょう。注意すべき表現の例を挙げると、以下のとおりです。

  • 就活 → 就職活動
  • バイト → アルバイト
  • コンビニ → コンビニエンスストア
  • スマホ → スマートフォン
  • 企業のプロジェクト名・商品名

エントリーシートを手書きにするときに注意すること

エントリーシートを手書きする際は、気をつけたいこともあります。具体的な注意点を解説します。

消せるボールペンは使用しない

消せるボールペンは熱に弱く、コピー機の熱や直射日光で消える可能性があります。そのため、エントリーシートの清書には使用しない方が無難です。また、きれいに消せない場合もあるため、下書きへの使用も避けましょう。

完全に乾いてから消しゴムで下書きを消す

ボールペンで清書して完全に乾かないうちに触ると、インクが伸びたり擦れたりする恐れがあります。エントリーシートの見た目が悪くなれば最初から書き直す必要があるため、要注意です。消しゴムで下書きを消す際は、インクが完全に乾いたかどうか必ず確認しましょう。

修正液や訂正印は使わない

手書きのエントリーシートに修正液、修正テープ、訂正印を使用すると、熱意がない印象になります。手間はかかりますが、間違いを発見した際はすべてを書き直しましょう。

文字の装飾は行わない

エントリーシートでは、記号、下線、文字色などによる装飾は不要です。ただし、企業が装飾を認めている場合やクリエイティブ色の強い職種の募集に関しては、強調したい部分に下線を引いたり、色を変えて目立たせたりしてもよいでしょう。

イラストや写真は使わない

エントリーシートは文章でまとめる必要があり、イラストや写真などは基本的に使用しません。文字の装飾と同様、企業がイラストや写真の使用を認めている場合は、伝えたい内容に合わせて取り入れてもよいでしょう。

コピーやデータで内容を保管する

面接では、エントリーシートの内容を深掘りする質問をされる可能性があります。手書きでエントリーシートを作成したらコピーやデータで内容を保管しておき、後から確認できるようにしましょう。

エントリーシートを手書きした後に確認すること

エントリーシートを手書きしたら記載内容をよく確認する必要があります。チェックポイントを解説します。

誤字脱字

誤字脱字が見つかった場合は、エントリーシートを新しく書き直しましょう。細かい部分は見落としやすいため、入念な確認が必要です。音読すると間違いを発見しやすくなります。

文字の大きさ

エントリーシートの空白を埋めるために、文章の途中で文字が大きくなることもあります。エントリーシートを見直す際は、枠に対して文字が不自然になっていないか確認しましょう。適度な余白があり、文字が枠からはみ出していない状態が理想です。

改行や行間

改行や行間のバランスについても確認しましょう。内容が変わるタイミングで適切に改行しているかどうかも重要です。

封筒・送付書

手書きのエントリーシートを郵送する際は、用紙を折らずに入れられる封筒を選びましょう。また、封筒の中身について説明するための送付状も必要です。エントリーシートの内容だけでなく、封筒の書き方にも誤りがないかよく確認してください。

書類の不備

エントリーシートとともに、卒業見込証明書や成績証明書などの提出が求められるパターンもあります。必要書類を確認し、提出に不備が生じないように注意しましょう。

郵送方法

エントリーシートを郵送する際は、基本的に普通郵便を選択しましょう。コンビニなどで切手を買い、自分で貼ってもいいですが、切手の値段は、内容量の重さによって変わるため、間違った金額分の切手を貼ってしまわないように窓口に持っていくのがオススメです。

エントリーシートの提出方法がメールの場合はPDF化が必要

世の中のペーパーレス化の流れに合わせ、エントリーシートの提出をメールで受け付けている企業も増えています。エントリーシートをメールで送信するには、手書きの場合もパソコン作成の場合もPDFに変換する必要があります。手書きの場合は、書類をスキャナーで読み込んで電子化しましょう。自宅でスキャンできない場合は、大学やUSBを持参してコンビニで対応するのもよいでしょう。パソコン作成の場合は、ファイルをPDFで保存し直してください。

ファイル名ですが、特に指定がなければ、ファイル名は「エントリーシート_大学名_氏名」としましょう。また、企業からファイル名やエントリーシートのデータ形式について指定がないかしっかり確認をし、指示を守るように心がけましょう。

エントリーシートをメールで送る注意点などは、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:エントリーシートの提出がメールの場合のポイント!構成や注意点も解説

まとめ

エントリーシートはパソコンで作成するケースが増えていますが、手書きが求められる場合もあります。エントリーシートを手書きするには多くの手間や時間がかかるため、早めに着手することが大切です。内容を吟味するだけでなく、文字の丁寧さや見やすさにもこだわる必要があります。

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