就活が上手くいかない原因や理由を分析!改善するための対策や対処法と心構えも解説

「書類選考が通らない」「面接が通らない」「内定が出ない」など選考が思うように進まず、就活が上手くいかずに辛いと感じる場面は多くあります。今回は選考に進む中で、就活が上手くいかないと悩んでいる方向けに、考えられる理由と原因を分析し、辛い状況を打破できる方法を解説します。就活が上手くいかないときの注意点や心構え、上手くいかない状態を改善する具体的な対策も紹介するのでぜひ参考にしてください。
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就活が上手くいかないと感じるケースとその後
まずは、具体的にどのようなときに就活が上手くいかないと感じるのか詳細をご紹介します。また、就活がうまくいかないと感じていた就活生はその後そうなったか?に関しても調査データを基に解説します。
就活が上手くいかないと感じるケース
就活が上手くいかないと感じるときは以下のようなケースがあります。
- 履歴書やエントリーシートの内容が不十分などの理由で書類選考がなかなか突破できない
- 面接で自己アピールが不十分などの原因で選考を通過しにくい
- 第一志望の企業で不採用になり、モチベーションが下がりがちになる
- 企業との相性などの理由で最終面接まで進んでも合格できないことが続く
- 周囲に内定をもらっている人が多くいて落ち込む
就活が上手くいかないと感じていた就活生はその後どうなったか?
就活が上手くいかないと感じることは珍しくありませんが、上手くいかない原因を考え、WEB試験対策や、ESや履歴書をブラッシュアップしたり、面接練習をするなど対策を講じることで、最終的には多くの学生が満足のいく結果を得ています。キャリタス就活の就職活動調査によると、2024年7月時点での内定率は89.7%に達しており、平均内定者数は2.6社です。(※参考1)
また、就職先が第一志望だった学生は36.8%でしたが、「第一志望ではないが入りたい企業だった」と答えた学生が46.1%と、合わせて8割以上の就活生が満足した結果を得ています。さらに、就活開始当初の第一志望企業以外に就職したのは、63.2%であり、半数以上が最初の志望とは異なる企業に就職しています。(※参考2)
このデータからも分かるように、就活が思うように進まなくても、最終的に多くの学生が納得のいく結果を得ています。もし上手くいかないと感じる場合は、原因を分析し、対策を立てて次の選考に活かすことが重要です。焦らず、次に繋げる行動を取れば、きっと満足のいく就活に結びつくはずです。
参考1:2025年卒7月1日時点の就職活動調査|キャリタス就活 学生モニター2025 調査結果(2024 年 7 月発行)
参考2:2023年卒7月1日時点の就職活動調査|キャリタス就活 2023 学生モニター調査結果(2022 年 7 月発行)
就活が上手くいかない理由・原因と対策
ここでは、就活が上手くいかない主な理由や原因と対策について解説します。要素が多いため、どれが当てはまるかが分からなかったり、すべてが当てはまるように感じてしまったりする人もいるかもしれません。その場合は、周囲の人に話をして整理したり、他者からどう見えているかを参考にしてみたりすると良いでしょう。
1. 自己分析が不足している・就活の軸が定まっていない
就活が上手くいかない理由の1つに、自己分析の不足や就活の軸が定まっていないケースがあります。就活の目的や目標がはっきりしていないと、何を目指して就職活動をしているのかが曖昧になりがちです。その結果、自分が重要視するべきことがあやふやになり、企業とのミスマッチが生じやすくなってしまいます。
また、自己分析が不足したり、軸が定まっていないと、自己PRや志望動機が表面的で説得力に欠け、企業に対して熱意や十分な準備が伝わらず、残念な結果となってしまいます。「書類選考が通らない」「面接が通らない」と感じる方は、まずは自己分析をしっかり行い、自分の軸を明確にすることが、就活を成功させるための重要なステップです。
2.業界分析・企業研究が不足している
業界分析や企業研究が不足していることも、就活が上手くいかない理由に挙げられます。
たとえ就活の軸が定まり、自己分析ができていたとしても、業界や企業の理解が不十分だと、選考が上手く進まないことがあります。企業の強みや求める人物像などを理解していないと、自分のアピールポイントが企業の求めるものとミスマッチとなり、結果的に選考を通過する可能性が低くなってしまうでしょう。
書類選考や面接の中で志望動機をうまくアピールできていないと感じている方は、具体的で説得力のある志望動機を作るためにも、企業説明会に積極的に参加し業界分析や企業研究をしっかり行えるように準備を進めましょう。
3.ESや履歴書などの応募書類の完成度が低い
書類選考や一次選考を通過できない理由の1つとして、応募書類の完成度の低さが考えられます。例えば、内容が分かりにくく、文章量が少ないエントリーシート(ES)や履歴書は、企業からの評価が低くなるでしょう。自己PRやガクチカ、志望動機は合否を判断する重要な材料になり、ここが弱いと選考を通過しにくくなってしまいます。
また、他社へ提出した応募書類の文言を使い回したり、インターネット上の例文をコピペした文章も、企業の強みとの齟齬が出たり、完成度が低く見えてしまうことがあります。
ESや履歴書の作成は大変ですが、「書類選考が通らない」と感じる方は、その企業の強みと自分のアピールポイントがマッチするように作成することを心がけましょう。また、選考が進むにつれ内容を見直しブラッシュアップしていくこともオススメです。
4.選考倍率の高い大手企業にエントリーが偏っている
選考倍率の高い大手企業にエントリーが偏っているケースも考えられます。大手企業や人気企業は採用倍率が高く、競争が激しいため、選考の難易度も上がります。このような企業にエントリーが集中すると、必然的に選考通過率が下がりやすくなります。
就活は経験値を積むことでコツを掴み通過率が良くなることも多々あるため、「内定が出ない」と悩んでいる方は、大手企業ばかりではなく、エントリー先の候補を幅広く検討することも、有効的です。中小企業や成長企業など、自分の強みを生かせる企業を視野に入れることで、選考通過のチャンスが増えるかもしれません。
5.そもそものエントリー数が少ない
就活が上手くいかない原因に、そもそもエントリー数が平均より少ないケースもあるでしょう。エントリー数が少ないと、その分内定が決まる確率も低くなります。キャリタス就活の就職活動調査によれば、1人あたりのエントリー社数の平均は23.9社となっています。(※参考3)
選考の進みが悪く就活が上手くいかないと感じる場合は、志望業界やエントリー基準を見直し、エントリー数を増やすことを検討すると、内定のチャンスが広がる可能性があります。
参考3:2025年卒5月1日時点の就職活動調査|キャリタス就活 2025 学生モニター調査結果(2024 年 5 月発行)
6.面接などでのコミュニケーションが上手くいっていない
面接やグループワークでのコミュニケーションが上手くいっていないケースも考えられます。就活では、面接やグループディスカッションなどでコミュニケーション能力が試される場面が多くあります。質問の意図を汲み取れず回答がズレてしまったり、一方的に話してしまったり、ガクチカや自己PRなどで話す内容が全て丸暗記だったりすると、コミュニケーション能力が低いと判断される可能性があります。また、二次面接以降でお見送りになる方は、志望度の高さなどがしっかり伝えられていない可能性もあります。
緊張して上手く話せない反省がある場合は、場数を踏むことで慣れ、会話のキャッチボールができているかを振り返ることが大切です。話が長くなりすぎてしまう場合は、1つの質問に対し30秒程度で回答できるように伝えたいポイントを整理してみましょう。そして、志望度の高さや熱意は言葉でしっかりアピールできるよう準備をすることで、選考通過のチャンスが増えるかもしれません。
7.ビジネスマナーを守れていない
就活が上手くいかない原因に、ビジネスマナーが守れていない可能性も挙げられます。基本的なビジネスマナーが身についていないと、企業側にマイナスな印象を与えるリスクがあります。
自己分析や業界研究、アピールもできているのに面接の通過率が悪い場合には、1度ビジネスマナーが守れているか見直してみましょう。
例えば、遅刻や欠席の際に事前連絡をしない、時間厳守ができない、入退室の作法や言葉遣いに問題がある、メールの送り方が適切でない、などです。身だしなみ、言葉遣い、5分前行動を心がける、スケジュール管理やネットなどの環境整備など就活の事前準備は必要不可欠です。また、面接の際無意識で「マジで、ガチで」のような普段の口癖や、「前髪を何度も触る」「足を組む、ぶらぶらさせる」などのしぐさが出てしまうこともあります。面接でのマナーが守れているか気になる方は、模擬面接などで第3者からフィードバックをもらうと良いでしょう。ビジネスマナーをしっかり守ることが、就活成功のカギとなります。
8.選考後の反省・振り返りができていない
選考後の反省や振り返りができていないことも就活が上手くいかない理由として考えられます。選考が終わった後に、自分がどの部分で失敗したのか、どこが改善できるのかをしっかり振り返らないと、次の選考でも同じミスを繰り返す可能性が高くなってしまいます。
また、客観的な意見に耳を傾けないことも原因の1つです。自分の面接や書類の内容を他者に確認してもらうなどフィードバックを積極的に受け入れる姿勢が欠けていると、改善点に気付かずに進んでしまうことがあります。面接で聞かれた質問、うまく回答できなかった点などノートにまとめるなど、面接の振り返りは記憶が新しいうちに取り組むことをオススメします。振り返りと客観的な視点を取り入れることが、就活の成功に繋がります。
9. 自分に適した企業や職種を選べていない
自分に適した企業や職種を選べていない可能性もあります。例えば、自分の志向や興味が一致しているやりたい仕事ができる企業や職種だけの選考を受け、自分の過去の経験や学習を通じて得たスキルや知識を活かしやすい向いている職種や企業の選考には進んでいない場合、選考に苦戦するかもしれません。適職を探すことはなかなか難しいですが、選考の通過率が悪い場合には他に適した企業や職種があるかもしれないと考え、目線を変えてみることで選考通過の糸口が見つかるかもしれません。また、自分に適した企業や職種を見つけるために、両親、先輩や学校のキャリアセンターやエージェントなど、経験や知識が自分よりも豊富な人にアドバイスをしてもらうのもオススメです。
就活が上手くいかないときの注意点や心構え
次に、就活が上手くいかないときに覚えておきたい心構えや注意点を解説します。悩みは1人で抱え込まず、周囲に相談して力を借りつつ乗り切っていきましょう。
周囲と比べ過ぎない、自分を追い詰め過ぎない
就活が上手くいかなくても、自分を追い詰め過ぎないことが大切です。
完璧を目指しすぎる必要もありません。
自分のペースで進めることが大切であり、他人と比べるよりも、昨日の自分と今の自分を比べて、少しずつでも成長している点に目を向けましょう。
また、選考結果はあなたの人格を否定するものではないため、必要以上に気にしないことが大切です。どうしても行き詰る時には1人で悩みを抱え込まず、友達や家族、キャリアセンターやエージェントなど、自分が話やすい人を見つけ、相談しながら進めていきましょう。
上手くいかないときは休養も必要
休養やリフレッシュも重要です。場合によっては、就活を無理に続けるより、十分に休んで気分をリセットしてから再スタートするのも良い選択肢です。しっかり休むことで視点が変わり、結果的に就活がスムーズに進むこともあります。
また、エントリーシートを10枚作成したらチョコレートを1つ食べるなど小さなご褒美を自分で用意することや、納得いく就活ができたら友達と旅行するなど自分へのご褒美を考えて、辛い時にご褒美を思い出すと気持ちが少し前向きになるので試してみてください。
就活が上手くいかない状態を改善する方法や対策
最後に、就活が上手くいかない状態を改善するためにやるべきことなど、対処法や対策を具体的に解説します。
1.自己分析や業界・企業分析をやり直す
自己分析や業界・企業分析をやり直してみることが効果的です。自己分析ツールを活用して自分の強みや価値観を再確認し、業界や企業の研究を徹底して行いましょう。特に、企業が学生を評価するポイントを理解することで、選考で効果的にアピールできるようになります。
2.面接対策を再度徹底する
面接対策を徹底することも対策としておすすめです。まず、質問に対する準備をし、過去の選考を振り返って自分の回答を見直しましょう。面接回答集を参考にしながら、模擬面接や実際の面接に積極的に参加して場慣れをすることが効果的です。
面接では、結論を先に述べ、1分程度で簡潔かつハキハキと話し、適度にアイコンタクトを取ることを意識しましょう。また、面接後の質問タイムなどでフィードバックをお願いして改善点を見つけるのも有効です。
3.活動量を増やし、まずは1社内々定を目指す
まずは1社内々定を目指して自信を付けることも大切です。そのためには活動量を増やし、面接など就活のコツを掴んでいくことが必要となります。
また、活動量を増やすことで企業の比較ができるようになり、自分の就活軸が定まることにも役立ちます。
まとめ
就活が上手くいかないと感じるときに、考えられる原因を分析し、今の辛い状況を打破できる方法を解説しました。就活が上手くいかないときの注意点や心構え、上手くいかない状態を改善する具体的な対策を参考にして、前向きに乗り切りましょう。
就活が上手くいかず悩んでいる方は、キャリタス就活エージェントも活用してみてください。
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