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2024.10.24

休日の過ごし方を面接で聞かれる理由とは?回答のポイントや回答例を解説

面接では、「休日の過ごし方」を質問されることがあります。

仕事には関係なさそうな問いかけですが、面接での質問には理由があります。回答方法を工夫することで、自己アピールにつなげることもできるでしょう。

本記事では、就職活動を始めている大学生向けに、面接で「休日の過ごし方」を聞かれる意図や、回答するためのポイントや事例を解説します。

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目次

面接で「休日の過ごし方」を質問する理由とは

面接官が「休日の過ごし方」を質問するのには、どのような意図があるのかについて解説します。

性格や人柄を知るため

休日の過ごし方に正解や間違いはありません。それゆえに、休日の過ごし方には、性格や人柄が反映されやすいでしょう。仕事とは関係のないプライベートな部分も知ることで、多角的にその人の性格や人柄を見極めたいと考えられています。

アクティブに過ごしているのか、勉強熱心なのかなど、面接者の人となりを見ることで、社風にマッチしているのかも確認したいという場合もあるでしょう。

自己分析能力の確認

休日の過ごし方の質問を通して、自分のことをうまく相手に伝えられるかどうか、自分を客観視できるかどうかを判断する意図もあるでしょう。

自分自身を理解できていないと、説得力のある回答はできません。自身を分析しながら行動ができる人なのかどうかを見極められています。

コミュニケーション能力の確認

かしこまった質問ではなく、休日の過ごし方のようなフランクな質問を通じて、対応力を確認する場合もあるでしょう。初対面の相手と雑談するためには、コミュニケーション能力も必要とされます。

そのため、堅苦しい質問ではなく、あえて場が和む質問を投げかけて、そのときの対応をみます。

ストレス発散の方法を確認

学生から社会人になると、環境が大きく変化し、慣れないことも多くなります。変化の多い状況でもストレスを溜め込まず、自分なりに発散できるかを確認する意図もあるでしょう。

ストレスが溜まると、心身に影響を及ぼすこともあります。休日の過ごし方をうまく説明できれば、心身ともに健康で過ごすための自己管理ができると評価してもらえるでしょう。

オンとオフの切り替えができるか

休日を有意義に過ごしているかどうかを聞くことで、仕事とプライベートのオンオフの切り替えができるかも確認されます。

オンオフの切り替えができる人は、仕事中に集中力を維持できる人材だという評価が得られやすいでしょう。

面接で「休日の過ごし方」の回答3ポイント

面接で「休日の過ごし方」を聞かれたときの回答方法について、3つのポイントを紹介します。

1. 理由や根拠がある

その趣味を行っている具体的な理由や動機、始めたきっかけなどの経緯を話しましょう。話に理由や根拠が含まれることで、説得力が増します。また動機が伝わることで、人となりも知ってもらえます。

2. 明るくポジティブに話す

堅苦しい質問ではなく、場の雰囲気を和らげる質問には、明るくポジティブな返答をするように心がけましょう。笑顔でハキハキと話すことで、見た目や印象も好印象もよくなります。

また、しっかり会話ができると、コミュニケーション力のアピールにもなるでしょう。

3. 自己アピールへとつなげる

休日の過ごし方という自然な会話を通じた、自己アピールも可能です。

例えば、長期で行う趣味であれば、「コツコツと地道に取り組む人柄」をアピールできます。字幕オフでヒアリングの練習を兼ねた映画鑑賞が趣味であれば、「語学力や勉強熱心な人柄」をアピールできるでしょう。

話をするときのポイントは、自己体験やエピソードを織り交ぜることです。オリジナリティを持たせることで、より面接官の印象に残りやすくなります。

面接で「休日の過ごし方」の回答で気をつけたい注意点

「休日の過ごし方」を聞かれた際に、避けるべきポイントについて解説します。

「何もしていません」は避ける

聞かれた質問に対して、会話が広がらない回答をするのは避けましょう。印象が下がってしまうばかりか、質問の意図を理解できていないと思われたり、「だらしない」という印象を与えてしまったりする場合もあります。

習慣的に行っていることがなくても、普段の自分がどう過ごしているのかを客観的に分析して回答するようにしましょう。

ネガティブな回答は避ける

いくら事実であっても、「1日中ゲームをしている」「ギャンブルにハマっている」という回答は避けるのは無難でしょう。社会人になってからも「健康的な日々を送れない」「仕事へのモチベーションが心配」といった評価をされてしまう可能性があるからです。質問の意図を理解し、自己アピールにつながるような回答をしましょう。

嘘や長過ぎる回答は避ける

いくら自己アピールの場になるからといって、自分をよく見せようとするあまり、事実とかけ離れた話をするのもおすすめできません。プロの面接官は、すぐに嘘を見抜いてしまいます。

また、多くを伝えようと話を詰め込み過ぎると、肝心な要素が伝わりづらくなります。一番伝えたい内容を簡潔に話すことで、面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

回答が思いつかないときの対処方法

休日にやっていることは特にない、という人もいるでしょう。回答が思いつかないときは、どう対処すればよいのでしょうか。

やりたいこと・理想から逆算する

具体的にやっていることがない場合は、将来の目標や理想の生活から逆算します。「◯◯のために資格の勉強をする」のように、どのような目標や理想があり、実現のためには何をすればよいのかを考えてみましょう。

目標達成のために行動しているアピールにもなり、積極性のある人だと印象を与えることもできます。

ストレス発散方法から選ぶ

ストレス発散のためにやっていることを思い浮かべてみるのもよいでしょう。ストレス発散は趣味や健康維持など、自分のためにやっていることが多いとされています。

毎日、毎週末など習慣的に行っているものでなくても問題ありません。息抜き程度に行っているものでも、十分な回答になります。

面接の回答で話す順番とは

「休日の過ごし方」は場を和ませすフランクな質問ですが、自己アピールのチャンスでもあるため、より印象に残るための話し方を心がけましょう。

1. 結論

ビジネスでは「結論ファースト」が重要です。どんな質問でも、まずは結論を述べるようにしましょう。

休日の過ごし方を答える場合は、「休日は、◯◯をして過ごしています」と端的に結論を述べてから、詳細を話していきます。

2. エピソード・理由

次に、伝えた結論に対しての理由や動機など、具体的なエピソードを交えながら理由を話します。エピソードに趣味や取り組みから得たスキルなども含めると、自然な流れで自己アピールもできるでしょう。

3. 将来・今後

休日に行っている趣味や取り組みで、社会人になってからもストレス解消ができると、今後の生活にもプラスになる要素を伝えます。もし仕事に活かせる内容であれば、より高評価にもつながるでしょう。

面接で「休日の過ごし方」に対する回答事例

「休日の過ごし方」を話すための回答事例を紹介します。自分のエピソードを考える参考にしてみてください。

趣味

スポーツの趣味であれば「週末に高校時代の友人とフットサルをしています。運動をしてリフレッシュができるだけでなく、帰りに食事の場を設けて悩みや相談などを聞き合うこともでき、よい時間が過ごせています。」と話せば、1つの話でさまざまなアピールができます。

旅行が趣味であれば「旅先で景色やグルメを楽しむことも好きですが、事前に計画を立てることも楽しみの1つです。」と話すことで、計画的な行動ができる人というアピールになるでしょう。

習い事

英語を勉強しているのであれば「海外旅行が好きなので、現地の人と会話ができるよう、英会話を習っています。」と話せば、語学力のアピールだけでなく、コミュニケーションを取るのが好きだということも伝わるでしょう。

ヨガをやっている場合は「ヨガ教室にいき、心身をリフレッシュさせることが好きです。また難しいポーズができるようになると達成感も得られるため、継続して通っています。」と話せば、目標に向かって努力する姿勢や継続力のアピールにもなります。

アルバイト

カフェでアルバイトをしているのであれば「カフェで接客をしています。仕事やマナーを覚えるなかで、お金を稼ぐ難しさを感じます。しかし、お客様との会話や、何気ないサービスで喜んでもらえることに、楽しさややりがいを感じています。」と伝えれば、社会経験があることに加え、仕事の喜びを見つけられる人というアピールができるでしょう。

面接で「休日の過ごし方」に対するNG回答事例

「休日の過ごし方」に不正解はありませんが、質問の意図を考慮しない回答は避けましょう。NG回答を紹介するので、参考にしてみてください。

何も生み出さない過ごし方

「寝ることが好きなので、休日は1日中寝て過ごしています。」といった、生産性のない回答をするのは控えましょう。

面接官の意図はストレス発散法や性格を知りたいというところにあるため、場合によっては悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。睡眠にこだわりがあり、寝具や環境づくりなどを工夫している人もいるかもしれませんが、別の回答を考えるほうがよいでしょう。

印象が悪い過ごし方

競馬・競艇・パチンコなどのギャンブルやお酒・タバコは、マイナスな印象を持たれやすい趣味です。

ただし、該当の製品やサービスを扱う会社の面接であれば、アピールになる可能性もあります。だらしない印象を持たれるようなエピソードを避け、ポジティブな回答を心がければ、好印象を与えられるかもしれません。

まとめ

「休日の過ごし方」は、人となりを知るきっかけになり、自己アピールにもつながる重要な質問です。伝え方次第で好印象を与えられるため、回答をしっかり準備しておきましょう。

面接では何を意図とした質問かわかりづらい質問が多々あります。休日の過ごし方や趣味なども改めて質問されると回答が思い付きづらいですよね。

第3者に雑談の中で面接につかえるネタを見つけてもらうことは、面接に行き詰った時に有効的な方法です。

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