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2024.10.24

面接当日は「よろしくお願いします」というメールを送るべき?基本のマナーを解説

面接当日に、採用担当者に向けて「本日はよろしくお願いします」といったメールを送る方がよいのか悩む就活生は多くいます。

本記事では、面接当日のメールに関する基本的なマナーやルールを解説します。例文や注意したいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

面接当日は「よろしくお願いします」というメールを送るべき?

面接当日に「本日はよろしくお願いします」というメールを送ると、丁寧な印象を与えられるように思えますが、そのようなメールは本当に必要なのでしょうか?

基本的に当日連絡は不要

結論からいうと、基本的に、面接当日にメールを送る必要はありません。もちろん送ってもよいですが、一般的なマナーとはいえないため、送らなくても問題はないでしょう。

前日~当日の挨拶メールは、礼儀正しい印象を与えることもありますが、忙しい相手の場合は負担になってしまうこともあります。日程や場所など確認事項がある場合は前日までに連絡することがおすすめです。

リマインドには必ず返信する

企業によっては、面接前日までにリマインドのメールを送ってくる場合があります。

就活生側からメールを送る必要はありませんが、企業からのリマインドメールに「ご返信ください」という文言がある場合は返信が必要です。前日までに面接案内のメールをよく確認すようにしましょう。

【項目別】面接当日にメールを送る場合の書き方

面接当日の挨拶メールは、基本的には不要です。もし送りたい場合は、次の書き方を参照しましょう。

タイトル(件名)

メールの件名には、内容が一目でわかるタイトルをつけることが大切です。「面接当日のご挨拶」や「本日の面接について」といった具体的な件名が望ましいです。
ただし、採用担当者からのメールに返信する場合は、「Re:」をそのまま残し、件名は変えないようにしましょう。これは、メールのスレッドが途切れないようにするためです。

宛先

採用担当者の名前がわかる場合は、宛先に「◯◯様」と記載します。名前がわからない場合は、総務部や人事部などを宛先として、「様」ではなく「御中」を使いましょう。

挨拶

ビジネスメールでは、本題に入る前に、名前を名乗って挨拶するのがマナーです。
「お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯です。」のように、大学名や学部を明記すると良いでしょう。この一文で、相手にあなたの情報を再確認してもらえます。

内容(要件)

メール本文は、できるだけ簡潔に書くよう心がけましょう。最初に結論を書くと、読み手は何を伝えたいのか、何を尋ねられているのかを判断しやすくなります。
例えば、「本日の面接についてご確認いただきたく、ご連絡いたしました。面接時間は13時からでお間違いないでしょうか?」のように、結論から述べるようにしましょう。

締めの言葉

メール本文の内容に合わせて、締めの言葉を選びましょう。
面接当日の挨拶として送るなら「本日はよろしくお願いいたします。」がおすすめです。

署名

メールの最後には、署名欄を設けます。大学名・学部学科・学年・氏名・電話番号・メールアドレスをセットで署名しましょう。

テンプレートを用意し、メーラーで署名の設定をしたり、コピー&ペーストで貼り付けられるようにしたりすると便利です。

メーラーの署名設定は、以下の例を参考にしてみてください。

====================
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
◯◯年◯◯生
◯◯ 太郎
電話:080-◯◯◯◯-◯◯◯◯
メール:taro@example.com
====================

メールを送る前に注意したいポイント

企業へのメールを作成する際は、次のポイントに注意しましょう。

敬語を正しく使う

敬語の使い方が間違っていると、相手からの印象を下げてしまう可能性があります。

「御社」と「貴社」はいずれも就職活動の際によく用いる言葉ですが、一般的には「御社」は話し言葉として用いられるのに対し、メールでは「貴社」を用います。

また、敬語表現が重なった「二重敬語」にも注意しましょう。例えば、「お伺いいたします」は「伺う」に相手を敬う意味合いが含まれているので、「いたします」と組み合わせると二重敬語になってしまいます。

改行・段落分けを適切に用いる

文章が長くなるときは、改行や段落分けを適宜使うようにしましょう。改行や段落分けがない文章は読みづらく、印象もよくありません。

採用担当者はパソコンでメールを読むことが多いため、パソコンの画面での読みやすさを意識することをおすすめします。

文字の装飾はNG

ビジネスメールでは、文字の装飾はあまり好ましいとはいえません。強調したい内容がある場合は、その一文だけで改行するといった方法がおすすめです。

ユニークなメールアドレスは避ける

趣味に関する文字列が入った、個性的なメールアドレスは就活には不向きです。就活に適したアドレスを持っていない場合は、新たに作成しておきましょう。

誤字脱字をチェックする

せっかく丁寧なメールを送っても、誤字脱字があると印象が下がってしまう可能性があります。
当日急いでメールを送る場合でも、必ず読み直して誤字脱字をチェックしてから送信しましょう。

リマインドにはなるべく早く返信する

企業からリマインドのメールがきた場合は、なるべく早く返信することが大切です。面接日時を過ぎてしまうと意味がないため、当日や前日のリマインドメールにはできるだけ早いタイミングで返信しましょう。

なお。リマインド以外のメールに関しては、基本的には24時間以内の返信がマナーとされています。

面接当日にメールを送る場合の例文

ここからは、面接当日に送るメールの例文を紹介します。

面接当日に挨拶メールを送る場合

面接当日に挨拶メールを送る場合は、次のような文面にするとよいでしょう。

【件名】本日の面接に関しまして


【本文】
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様


お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。


本日は以下の日時、場所にて面接を受けさせていただければと思います。

日時:◯月◯日 ◯時
場所:◯◯(会場)


この度は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。


--------------------------------------------
◯◯大学◯◯学部◯◯学科

◯◯ ◯◯

TEL:XXX-XXXX-XXXX
E-mail:XX@XXX.com
--------------------------------------------

リマインドに返信する場合

企業からのリマインドメールに返信する場合は、次のような文面にするとよいでしょう。

【件名】Re:◯◯(企業からのメールタイトル)


【本文】
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様


お世話になっております。
貴社の新卒採用に応募させていただいております、◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。


面接のご連絡ありがとうございます。
先ほどのメールでご記載のとおり、明日は以下の日時、場所にて面接を受けさせていただければと思います。


日時:◯月◯日 ◯時
場所:◯◯(会場)


この度は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。


--------------------------------------------
◯◯大学◯◯学部◯◯学科

◯◯ ◯◯

TEL:XXX-XXXX-XXXX
E-mail:XX@XXX.com
--------------------------------------------

挨拶メールだけじゃない!面接当日にしておきたいこと

ここでは、面接会場に足を運ぶ前にしておきたいことを3つ解説します。

身だしなみや忘れ物をチェックする

家を出る前には、スーツやヘアスタイルなどの身だしなみは必ずチェックしましょう。会社の資料や提出書類など、忘れ物がないよう確認することも大切です。

当日のニュースを確認する

就活の面接では、最近のニュースに関する質問をされることがあります。意見を求められた場合に備えて、当日のニュースを確認しておくとよいでしょう。

企業情報や回答内容を再確認

面接当日には、企業情報や面接の回答シミュレーションをひととおり再確認しておくと安心です。エントリーシートの内容も確認し直して、面接の回答と矛盾が生じないよう気を付けましょう。

面接当日のキャンセルは可能?

面接の当日キャンセルは、基本的にはマナー違反です。やむを得ない事情がある場合は仕方がありませんが、印象が下がってしまう可能性は捨てきれません。

スケジュールをできるだけ調整し、どうしても行けなくなった場合も、可能な限り前日までには連絡しましょう。

当日キャンセルは電話連絡が基本

当日キャンセルはメールではなく、電話連絡がマナーです。メールはいつ目を通してもらえるか分からないため、採用担当者にスムーズに伝わらない可能性があります。

担当者が不在だった場合や、どうしても電話ができない状況の場合のみ、メールで連絡しましょう。
(電話をして担当者不在の場合は、電話に出た方にキャンセルの旨をお伝えした上でメールも送りましょう。)

【理由別】面接当日にキャンセルメールを送る場合の例文

ここからは、面接当日にキャンセルメールを送る場合の例文を、理由別に紹介します。
面接当日は人事の方も忙しくメールを見ていない可能性もあるため、当日キャンセルの場合は、まずは電話でご連絡を入れた方が丁寧です。
電話が通じない場合や、事情がありメールでご連絡をしたい場合は、基本的な構成は挨拶メールと同じです。

件名は「本日◯時からの面接の日程変更のお願い(氏名)」といった分かりやすいものにします。本文では、キャンセルの理由を説明したうえで、選考の意思がある場合は別日程での再調整をお願いしたい旨を記載しましょう。

体調が優れない場合

体調が優れず面接を当日キャンセルする場合は、次のような文面にするとよいでしょう。

昨晩より発熱の症状が続いており、今朝も38℃から下がらない状態のため、本日の面接に伺うのが難しいと考えております。勝手なお願いで大変恐縮ではございますが、別日程で面接の機会をいただけますと幸いです。


急なご相談となり、心よりお詫び申し上げます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

家庭の事情で行けない場合

家庭の事情で当日面接に行けなくなってしまった場合は、次のような文面にするとよいでしょう。

昨晩、父が病院に緊急搬送され、そのまま入院することとなってしまいました。私も手続きで病院に行かなければならないため、別日程で面接の機会をいただけますと幸いです。


お時間を調整していただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。
何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。

交通トラブルに遭った場合

交通トラブルに遭って面接時間に間に合わない場合は、次のような文面にするとよいでしょう。

貴社に伺うため◯◯線に乗車していたところ、事故が発生し電車が止まってしまいました。現在でも復旧の目途は立っていないとのことで、振り替え輸送を利用してもお約束いただいた時間に間に合いそうにありません。


大変申し訳ございませんが、別日程で面接の機会をいただけますと幸いです。
面接当日のご相談となり、大変申し訳ございません。
何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。

まとめ

面接当日の挨拶メールは、基本的には不要です。送りたい場合は、ビジネスメールのマナーを守り、丁寧な文面を心がけましょう。

なお、企業からリマインドのメールが送られてきた場合は、返信が必要な事もありますので前日までに面接案内メールをしっかり確認しましょう。また、出かける前には身だしなみや回答内容をチェックし、万全の準備を整えて面接に挑みましょう。

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