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2024.07.31

面接の「最後に一言」に対処する方法|印象をアップするポイントやOK例・NG例

就活の面接では面接官から「最後に一言ありますか?」といった質問を投げかけられる場合があります。必ず聞かれるとは限りませんが、準備をせずに挑んでしまうととっさに答えが浮かばなかったり、うまくアピールにつなげられなかったりする可能性があるでしょう。

そこで、本記事では面接官から終わり際に「一言」を求められた場合の対処法や回答例を紹介します。

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目次

  1. 「最後に一言」=最後のアピールチャンス?
    1. 「最後に一言」は聞かれないこともある
  2. 面接官が「最後に一言」と聞く意図を知ろう
    1. 就活生の人柄をより深く知るため
    2. 不安や疑問を解消する時間をつくるため
    3. アピールチャンスを与えるため
  3. 面接で「最後に一言」と聞かれたときにおすすめの回答内容
    1. 自分の強みを再度強調する
    2. 入社したいという気持ちを伝える
    3. 面接官に質問する
    4. 面接官との距離を縮める
    5. 感謝の気持ちを伝える
  4. 「最後に一言」という質問で好印象を獲得するポイント
    1. 「クッション言葉」を用いる
    2. 最後まで「話し方」に気をつける
  5. 面接で「最後に一言」と聞かれたときの注意点
    1. 「回答しない」は避ける
    2. 回答に矛盾がないよう注意する
    3. なるべく簡潔に伝える
    4. 面接中の回答をそのまま繰り返さない
    5. 仕事に関係ない質問は避ける
  6. 面接で「最後に一言」と聞かれた場合のOK例
    1. 1.自分の強みを再度強調する場合のOK例
    2. 2.入社意欲を伝える場合のOK例
    3. 3.面接官に質問する場合のOK例
    4. 4.面接官との距離を縮める場合のOK例
    5. 5.感謝の気持ちを伝える場合のOK例
  7. 面接で「最後に一言」と聞かれた場合のNG例
    1. 1.自分の強みを再度強調する場合のNG例
    2. 2.入社意欲を伝える場合のNG例
    3. 3.面接官に質問する場合のNG例
    4. 4.面接官との距離を縮める場合のNG例
    5. 5.感謝の気持ちを伝える場合のNG例
  8. 「最後に一言」と聞かれなかったときは?
    1. 聞かれなかった場合は、感謝を伝えて退室
    2. 自分から申し出るという方法もある
  9. まとめ

「最後に一言」=最後のアピールチャンス?

面接における「最後に一言」は、そのほかのすべての質疑が終わり、面接が終わる前に聞かれる質問です。「なにか質問はありますか?」と、質問を促されるケースもあるでしょう。

この質問には学生の疑問や不安を解消する意味合いもありますが、評価の対象となるためしっかり回答を用意したいところです。

「最後に一言」は聞かれないこともある

確かに就活の面接で定番の質問ではありますが、企業によっては聞いてこない場合もあります。

聞かれなかった=不採用というわけではないので、落ち込む必要はありません。

面接官が「最後に一言」と聞く意図を知ろう

適切な回答を用意するためにも、まずは面接官の意図を知っておきましょう。

就活生の人柄をより深く知るため

「最後に一言」という質問には、就活生の人柄をさらに深く知りたいという意図が込められています。

就活の面接は、学生の回答が一辺倒になりがち。比較的自由度の高い質問を投げかけることで、その人の人柄や熱意を見極めたいという思いが含まれていると考えられるでしょう。

不安や疑問を解消する時間をつくるため

就活生が疑問に思っていることを確認する時間をつくってくれている場合もあります。

企業としても、学生の疑問を解消しておくことは、入社後のミスマッチの防止につながります。

アピールチャンスを与えるため

回答をしっかり準備してきても、面接中は緊張してしまいうまく話せない学生も少なくありません。「最後に一言」という質問には、そんな就活生に対して挽回のチャンスを与える目的も含まれているでしょう。

学生の緊張が落ち着いてきたタイミングで、アピールの機会を設けてくれていると考えられます。

面接で「最後に一言」と聞かれたときにおすすめの回答内容

ここからは、おすすめの回答内容を紹介します。

自分の強みを再度強調する

最後のアピールチャンスを有効活用するため、自分の強みを再度伝えるとよいでしょう。

自分が入社することで企業に与えられるメリットを繰り返して、強く印象付けることが大切です。

入社したいという気持ちを伝える

その企業に対する気持ちや、熱意を伝えて、志望度の高さをアピールするという方法もあります。

面接中の回答の繰り返しよりも、先ほどまで話していた内容とは別のポイントを述べるとよいでしょう。

面接官に質問する

積極的に質問することで仕事に対する意欲を伝えることができます。。

業務内容について気になっている点や、その企業で働いている人に聞いてみたいことを質問するとよいでしょう。

面接官との距離を縮める

最後の時間を活用して、面接官との距離を縮めることもおすすめです。「ともに働きたい」と感じてもらえるよう、面接官の考えに共感を示すとよいでしょう。うまくその場を和ませることができれば、コミュニケーション能力のアピールにもつながります。

感謝の気持ちを伝える

面接を受けさせてもらえたことへの感謝を伝えるという選択肢もあります。

面接中に伝えたいことをすべて伝えきって、もうほかになにも言うべきことはない場合に有効です。

「最後に一言」という質問で好印象を獲得するポイント

相手から好印象を獲得するために、次のポイントを意識してみましょう。

「クッション言葉」を用いる

クッション言葉とは、その名のとおりあとに続く言葉の印象をやわらげる、クッションのような役割を持つ言葉です。たとえば「先ほど面接のなかでも申し上げましたが~」「繰り返しになり恐れ入りますが~」などがあります。

強みや志望度の高さを再度アピールする際は内容が繰り返しになりがちなので、クッション言葉を効果的に用いましょう。

最後まで「話し方」に気をつける

面接も終盤に差し掛かってくると、ついつい気が緩みがちです。

最後だからといって気を抜かず、面接中と同じように相手の目を見ながら、自信を持って話すよう心がけましょう。わかりやすく、簡潔に伝えることも重要です。

面接で「最後に一言」と聞かれたときの注意点

面接で終わり際に「一言」を求められたときは、次のポイントに注意しましょう。

「回答しない」は避ける

最後に伝えたいことがないからといって、「特にありません」という回答はNGです。

志望度が低いとみなされ、選考にマイナスの影響を及ぼす恐れがあります。

回答に矛盾がないよう注意する

ほかの回答との一貫性を意識することも大切です。

「最後に一言」を独立した質問として考えず、これまでの流れの中での回答と矛盾が生じないように気をつけましょう。

なるべく簡潔に伝える

面接官が求めているのは最後の「一言」なので、あまり長々と話すと、印象を損ねてしまう場合があります。

冗長にならず、要点を簡潔に伝えられるよう、回答を準備しておきましょう。

面接中の回答をそのまま繰り返さない

強みや入社意欲を再度アピールする際、面接中の回答と一言一句同じことを伝えると印象が下がってしまいます。

面接中の回答を要約したり、回答を補足したりするとよいでしょう。

仕事に関係ない質問は避ける

面接官に逆質問をする際、仕事に関係のない質問をすると熱意が低いと思われる恐れがあります。

また、給料や福利厚生に関することばかり質問するのも避けたほうがよいでしょう。

面接で「最後に一言」と聞かれた場合のOK例

ここからは、より具体的な回答例を紹介します。まずはOK例からです。

1.自分の強みを再度強調する場合のOK例

私は「暮らしをデザインする」という企業理念に魅力を感じたため、御社を志望いたしました。

私は大学で建築学を専攻しており、自然と調和した家のデザインについて学んでまいりました。その知識を活かして、お客様が豊かな暮らしを送れるような家を設計し、御社に貢献したいと思っております。

2.入社意欲を伝える場合のOK例

本日は◯◯様から企業理念の浸透施策について詳しいお話を聞くことができ、御社に入社したいという気持ちがより一層強くなりました。ご縁があり内定をいただけましたら、企業理念を体現できるような人材として活躍できるよう、邁進していきたいと思います。

3.面接官に質問する場合のOK例

本日は面接の機会をいただき、ありがとうございました。業務内容や働き方についてお聞きすることができ、御社の一員として働きたいという思いがより強固なものとなりました。

◯◯様に1つお聞きしたいのですが、もしご縁があり内定をいただけましたら、入社までに学んでおくべき知識はございますでしょうか?

4.面接官との距離を縮める場合のOK例

本日は、◯◯様が人と人とのつながりを大切にされているというお話に強く共感いたしました。

私は大学2年生の半年間、海外ボランティアに参加していたのですが、そこには各国から「子どもたちを救いたい」という熱い思いを持った人が集まっており、国境を越えた人と人とのつながりを強く感じました。帰国後は、それまで以上に家族や友達とのつながりを大切にするようになりました。

御社に入社したあとも、一緒に働く仲間やお客様とのつながりを大切にしたいと思っています。

5.感謝の気持ちを伝える場合のOK例

本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

面接では「ファッションテック」の第一線で活躍する御社のサービスについて理解を深めることができ、新しいファッションの楽しみ方の普及に貢献したいという気持ちが高まりました。

お忙しいなか、質問にも丁寧に答えていただき心より感謝申し上げます。

面接で「最後に一言」と聞かれた場合のNG例

次に、NG回答例を紹介します。

1.自分の強みを再度強調する場合のNG例

面接のなかでもお伝えした通り、私の強みは小学校高学年のころより10年間、バレーボールを続けるなかで身につきました。大学卒業後も、長年バレーボールで培った継続力を活かして自己成長を続け、御社に貢献できる人材になりたいと考えております。

2.入社意欲を伝える場合のNG例

本日はお話を聞くうちに、御社に入社したい気持ちがより一層高まりました。とくに印象に残ったお話が「ありがとう」を伝え合う称賛文化が根づいているという点です。

私も日々「感謝を忘れない」を実践しており、ささいなことでも「ありがとう」を伝えるようにしています。そもそも私が感謝の大切さに気づいたきっかけは、小学生のころ……(面接中に話した内容をそのまま繰り返す)

3.面接官に質問する場合のNG例

プライベートな時間はどれくらい確保できていますか?

4.面接官との距離を縮める場合のNG例

本日は面接の機会をいただき、ありがとうございました。お話を伺っていて、◯◯様とは仲良く働いていけそうな気がしました。今度ぜひ一緒に飲みに行かせてください。

5.感謝の気持ちを伝える場合のNG例

(「最後になにか一言ありますか?」という問いかけに対して)

いえ、とくにありません。本日はありがとうございました。

「最後に一言」と聞かれなかったときは?

面接の終わり際に「一言」を求められなかった場合は、次のように対処しましょう。

聞かれなかった場合は、感謝を伝えて退室

面接では、終わり際に就活生から「一言」をいう時間が必ず設けられるとは限りません。

聞かれなかった場合は、感謝の気持ちと入社意欲を伝えて退室しましょう。

自分から申し出るという方法もある

面接中に手ごたえを感じられなかった場合は、自分から申し出るという方法もあります。

ただし、自分から申し出る場合は、短く簡潔に伝えることをより一層意識しましょう。

まとめ

面接で「最後に一言」を求められた場合は、最後のアピールの場と捉えて自分の強みや入社意欲をアピールしましょう。面接官に逆質問をするパターンも考えられますが、評価の対象になることを忘れずに、業務に対する関心の高さを伝えられるような質問をすることをおすすめします。


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