2024.07.31

最終面接での落ちるフラグは?心構えや注意点について解説

最終面接に通過すれば、いよいよ内定を得られます。そのため、最終面接においては面接官の反応が特に気になるでしょう。

当記事では、最終面接での落ちるフラグ・合格フラグなどについて解説します。これから最終面接を迎えようとしている人は参考にしてください。

\無料であなたの適性や面接のお悩みをアドバイス!/

会員登録して相談してみる

目次

最終面接とは

最終面接とは、採用選考過程の最終段階で行われる面接のことです。最終面接は、経営者や役員が直接行うことが多いです。

能力とあわせて、応募者の入社意欲の確認をすることが多い傾向にあります。

最終面接での落ちるフラグ

最終面接に限らず、面接においては採用についても不採用についても明確なフラグがあるわけではありません。

フラグと呼ばれているものは、面接官の心情が言動に出ているサインの1つです。そのため、もし該当する内容があったとしても、最終面接を突破する可能性は十分にあります。逆に、面接時に良い印象を持たれて合格フラグが立っていたとしても、さまざまな要因から受からないこともある点を押さえておきましょう。

ここでは、代表的な最終面接での落ちるフラグについて解説します。

反応が薄い

最終面接での落ちるフラグの1つは、面接官の反応が薄いことです。自分が話した内容や意見に対しての反応があまりに薄いと、落ちる可能性があります。

目安としては、話を深掘りされない、あまり頷いてくれないなどが挙げられます。また、自分の意見に対して、後ろ向きな感想を言われることも、落ちるフラグの1つです。

面接時間が短い

あらかじめ伝えられていた予定よりも面接の時間が短いと、落ちる恐れがあります。

面接官は、内定を出す可能性が高い採用候補者に対しては、話を深堀りするなど多くのコミュニケーションを取ろうとする傾向にあります。そのため、面接が予定よりも短い場合は、話す必要がないと考えられている可能性があるでしょう。

入社後の話が一切ない

最終面接において、面接官から入社後の話が一切出てこない場合は、最終面接で落ちる可能性があります。不採用とする場合には、入社後について話す必要性はほとんどないでしょう。

また、他社の選考状況を聞かれないことも落ちるフラグが立っているサインの1つです。

メールで連絡をすると言われる

面接の最後に「結果はメールでご連絡します」と言われると、落ちる恐れがあります。不採用とする場合には、今後の流れや手続きなどに関する連絡事項がないため、メールで連絡を済ませる企業が多いためです。また、不採用の旨を電話で伝えることは、時間的にも精神的にも負担がかかるものです。メールでの連絡が企業側の負担が軽いため「結果はメールでご連絡します」と言われると不採用になる恐れがあると考えられます。

ただし、結果のメールだからといって、必ず落ちるわけではもちろんありません。メールでの連絡でも、内定を得られる可能性は十分にあります。

最終面接での合格フラグ

ここでは、合格する可能性が上がる面接官の言動について解説します。落ちるフラグと同じく、合格フラグも確実なものではありません。あくまでも参考として捉えておきましょう。

話をしっかり聞いてくれる

最終面接での合格フラグは、面接官が自分の話をしっかりと聞いてくれることです。たとえば、下記のような動きがみられれば、面接に通過する可能性があります。

  • 笑顔を向けてくれる
  • 採用候補者の話にメモを取っている
  • 目を見てくれる

など

多くの反応が返ってくるのは、面接官が採用候補者に興味を持っているからこそです。

他社の選考状況を聞かれる

面接官から他社の選考状況を聞かれることも、合格フラグが立っているサインの1つです。

企業は、採用候補者に対して内定を出すからには、その人材にできるだけ入社してほしいとの思いを持っています。そのため、他社の選考状況を確認することで、自社に来てくれるかどうかを見極めようとするでしょう。

最終面接は、今後の意思確認の場でもあります。質問にはっきりと答えられないと、内定が出た時のことを具体的に考えていないとみなされる恐れもあります。

入社後について詳しく説明される

入社後に関することについての説明がされると、通過の可能性があります。配属先の仕事内容を具体的に説明される、具体的な働き方について説明されるなどの時間が面接内であれば、合格フラグが立っているといえるでしょう。

ただし、入社後の話に対する採用候補者のリアクションを見て、仕事への覚悟があるかどうかなどを判断されている可能性がある点も頭に入れておくことをおすすめします。

雑談が多い

最終面接のなかで雑談が多くなると、合格する可能性が高いと考えられます。それは、採用候補者と雑談をすることによって、志望動機などでは測れない人間性を知ろうとしているためです。

ただし、不採用が決まっているから雑談をしているに過ぎないケースもある点も、あわせて理解しておきましょう。

面接でのフラグは気にしすぎないことも大切

最終面接を含め、面接では採用・不採用に関わるさまざまなフラグが立ちます。しかし「面接官の様子がこうだったから、確実に落ちてしまう」というわけでは当然ありません。企業や面接官によって面接のやり方・反応の仕方は異なるため、ひとくくりに考えるのは難しいでしょう。

そのため、あくまでも参考程度としておき、合否を確実に決める要素ではない点を押さえておく必要があります。

最終面接で聞かれること

ここでは、最終面接で聞かれる内容について解説します。

志望動機と自己PR

一次面接や二次面接と同じく、最終面接でもあらためて志望動機と自己PRは聞かれます。その理由は、より深く採用候補者の考え方を把握したい、さらに深堀りをしたいためです。

志望動機や自己PRを通して、一緒に働きたいと思えるかどうか、企業が求める人物像とマッチしているかどうかなどの点が見られます。

入社後のキャリアプラン

最終面接では、キャリアプランに関する質問を通して、企業のことをしっかり理解しているかどうかが確認されます。

具体的には、自社の経営方針やビジョンとのギャップが生じていないかなどの点が見られます。回答内容がブレないよう、一貫性のある回答を心がけましょう。

他社の選考状況

最終面接では、志望度の高さを知りたい、一貫性を持って就活しているか知りたいなどの理由から、他社の選考状況も聞かれます。

選考状況について聞かれたら、他社ではなく面接を受けている会社をなぜ第一志望にしているかも答えると、志望度の高さを伝えられます。また、現在の状況について伝えれば十分であり、不採用となった会社を伝える必要はありません。

落ちたと思ったときの心構え

ここでは、最終面接に落ちたと思ったときの心構えについて解説します。

落ちたと思っていても合格することがある

面接で手応えがなく、不採用を覚悟したとしても、合格していることがあります。そのため、失敗に気づいたら落ち込むのではなく、軌道修正をするよう頭を切り替えましょう。

1つの失敗や面接官の反応が、選考結果を左右するわけではありません。一喜一憂せず、面接に集中することが大切です。

【本当にあった合格事例】
最終選考で面接官から志望動機のダメ出しを受けて落ち込んで帰宅すると、翌日に内定の連絡が!
素直に努力しようとする姿勢が評価されました。

もし落ちても次に向けて気持ちを切り替える

面接後に結果を受け取り、もし落ちたとしても、次に向けて気持ちを切り替えることが重要です。

面接での受け答えに関する後悔だけをするのではなく、原因を考え、次に活かせるようにしましょう。面接時の雰囲気や様子を思い出し、何が悪かったのかを振り返る取り組みがおすすめです。

1人では切り替えることが難しい時には就活アドバイザーや身近な人と会話し、気持ちを言語化しながら整理することも有効です。
特に就活アドバイザーは中立的な立場から情報を整理し、次につながる行動をサポートしてくれます。
抱え込まずにまずは相談してみましょう。

合格のために取るべき対策

ここでは、合格のために取るべき対策について解説します。

これまでの面接の振り返りをする

最終面接に合格するためにも、一次面接・二次面接などこれまでの面接の振り返りをしましょう。最終面接での受け答えは、今までの面接との一貫性が大切になるからです。

これまでの面接を振り返り、話の内容に一貫性を持たせつつ、さらにブラッシュアップした回答を考えておくとよいでしょう。あわせて、企業研究を深めておくことも重要です。

逆質問を用意しておく

最終面接に合格するためには、逆質問への対策を十分にしておくとよいでしょう。逆質問とは、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる質問のことです。

逆質問の質によって、採用候補者がどれだけその企業に入りたいのかの志望度がわかります。逆質問は持っている疑問や懸念事項を解消するだけではなく、自分をアピールするチャンスでもある点を十分に理解しておきましょう。

最終面接での注意点

ここでは、最終面接での注意点について解説します。

厳しい質問にも堂々と答える

最終面接での注意点は、面接官から厳しい質問をされたとしても、堂々と答えることです。

最終面接においても、採用候補者のストレス耐性を図るために厳しい質問を投げかけられることがあります。否定をすることが目的なのではなく、採用候補者の考えや意見を詳しく聞きたいなどの意図があるため、臆せずに回答するよう心がけましょう。慌てず、落ち着いて対応することをおすすめします。

油断しない

最終面接に進めば合格率は高いという意見もありますが、慢心や油断をしないことが大切です。

最終面接では、意思確認だけではなく選考も当然ながら行われています。将来的にみて自社にふさわしい人材かを把握し、最終判断が行われるため、十分に準備しなければなりません。

初心を忘れず、緊張感を持って面接を受けるよう心がけましょう。ただし、緊張しすぎるのもよくありません。過度な緊張をせずに普段の実力を発揮できるよう、しっかり準備をして自信を持って参加することが重要です。

まとめ

最終面接では、採用可否の行方がとにかく気になるものです。しかし、落ちるフラグ・合格フラグはあくまでも目安程度のものであるため、面接官の言動を深く捉えすぎないよう心がけましょう。目の前の面接に集中することが何よりも大切です。

最終面接も含め、面接対策に力を入れたい人は、ぜひキャリタス就活エージェントにご相談ください。キャリタス就活エージェントには、就活のプロであるキャリアアドバイザーが在籍しており、就活に関するさまざまなことを相談可能です。面接で想定される質問に対して十分に準備をしておきたいと考えている人は、ぜひ活用してみてください。