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2024.07.31

Web面接で聞かれることとは?質問例やWeb面接前の準備や注意点を解説

新型コロナ感染症でより人々にとって身近になったWeb通話は、ビジネスシーンでも利用されています。そのなかで、Web面接も一般的になってきています。

Web面接は、応募者・企業担当者が離れたところにいても行える面接手段としてのメリットがありますが、通信手段や環境などの事前準備が必要です。本記事ではWeb面接で聞かれることや注意点について解説します。Web面接を受ける際の参考にしてください。

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目次

Web面接とは

多くの企業が取り入れ始めているWeb面接とはどのようなものなのでしょうか。Web面接やWeb面接で使用するツールを紹介します。

Web面接(オンライン面接)

Web面接は、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを利用して、Web上で面接することです。方法は企業から送られてくる指定のURLにアクセスして、面接を受けるのが一般的です。

主な使用ツール

Web面接には、オンライン会議ツールが使用されます。主に、Google MeetやTeams、Zoomが使用されますが、LINEのビデオ通話機能、Skype、Messenger(Facebook)などより気軽に使用できるツールも用いられます。企業が指定する面接に特化したツールを使用する場合もあります。

面接者である企業側が使用ツールを決めるため、指示にのっとって面接を受けます。

スマートフォンとパソコンのどちらで受けるべきか

Web面接は、ネット環境があればスマートフォンやパソコンで受けられます。

しかし、できればパソコンで受けるのがよいでしょう。画面のブレを防げるだけでなく、画面が大きく面接官の表情も見やすいからです。もし、タブレットやスマートフォンを使用する場合は、スタンドでしっかりと固定し、充電もしておきます。

万が一接続ができない時に備え、ほかの端末も使用できるようにしておくとよいでしょう。

Web面接のメリットとデメリット

Web面接は対面で行う面接と比べて、どういったメリット・デメリットがあるのか解説します。

Web面接のメリット

Web面接は、ネット環境とパソコンやスマートフォンがあればどこからでも受けられます。そのため、遠方からでも参加でき交通費がかからず、自宅のリラックスした環境で面接ができます。面接を受けるための移動時間も必要なく、スケジュール調整がしやすいことも特徴です。

Web面接のデメリット

画面越しにコミュニケーションを取る必要があるため、慣れないうちは顔を合わせた面接よりも話がしにくいと感じることがあるでしょう。通信トラブルが発生し、面接が中断することもWeb面接ならではの問題です。また、企業に出向かないで済む反面、職場の雰囲気を確認できないこともデメリットといえます。

Web面接でよく聞かれることとは

Web面接であっても、聞かれる質問は対面の面接とほぼ同じです。事前に内容をまとめておき、慌てずに対応できるようにしておきましょう。

自己紹介

自己紹介では、氏名や学校(学部や学科系統、学年)、趣味など自分の基本的な情報を話します。この内容で面接官はパーソナリティを知るだけでなく、要点をまとめて簡潔に伝える能力、コミュニケーションスキルを確認します。250〜300文字程度にまとめ、1分間で話せるように準備しましょう。

志望動機

志望動機を聞いて、面接官は能力や意欲、マッチ度を確認します。そのため、応募先の会社に対する明確なアピールの場でもあります。まず志望動機を端的に伝え、その会社を選択した背景・理由、入社後にどのように活躍したいのかを伝えましょう。

学生時代に頑張ったことを教えてください

この質問で面接官は、仕事でも活躍できる人材かどうかを判断します。まずは内容と結論を簡潔に伝えましょう。そのあと「動機・背景」「立てた目標」と「経験した困難」などのプロセスを順番に説明します。

実際の「取り組みと結果」、そして「学んだこと」をわかりやすく伝えますが、一度に全て話すのではなく、面接官の反応を見ながら対応できるとよりよいでしょう。

短所

あえて短所を聞くのは、自分のことを客観的に把握し、分析できているかを知るためです。まずは結論として短所を簡潔に伝え、過去の経験を踏まえてなぜそう思ったのか「理由」を説明します。

この質問では、短所を述べるだけでなく、改善方法まで伝えることが重要です。志望する会社とのマッチングで不利になるような回答は避け、克服できる可能性がある短所を選び、短所改善の努力と経験が入社後にどう活かせるかアピールしましょう。

自己PR

自己PRは、応募者の自己理解を確認し、強みや特徴を活かして自社で活躍する姿が思い浮かぶかを見定めるための質問でもあります。

自分の強みやスキル、長所を簡潔に伝えて、強みを活かしたエピソードを話しましょう。どのような問題が起き、どう行動した結果、なにが得られたか順序立てて説明します。さらに、その強みを活かして入社後にどう企業に貢献していけるかまで伝えることが大切です。

逆質問「なにか質問はありますか?」

面接官が応募者の興味関心や不安事項を把握し、解消するために聞かれることがあります。しかし、企業ホームページなどを確認すればわかることを聞いてしまうと、準備不足と思われる可能性があるので、気をつけましょう。

さらに「◯◯の経験が活かせる機会があるか」のような質問をして、経験や強みをさりげなくアピールするのもよいでしょう。

Web面接前に必要な準備

Web面接をする前にしておくべき準備について解説します。準備不足で面接官への印象を悪くしないよう参考にしてください。

デバイス・機材の準備

パソコンやスマートフォン、タブレット端末は事前に用意しておきましょう。スマートフォンやタブレットは面接中に手で持つことができないため、スタンドを準備し、しっかり固定できるようにしておきます。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・機材トラブルなのか音声だけの参加になり、面接準備不足から志望度を感じませんでした。
・通信が途切れることが多く、面接になりませんでした。

場所と背景の準備

Web面接を受ける際には、静かでインターネット環境が安定している場所を選びましょう。自宅に適切な場所がない場合には、個室のコワーキングスペースを利用するのも手段の1つです。

背景は白壁が理想ですが、落ち着いた配色の背景であれば問題ありません。名前や大学名が記載された「バーチャル名刺の背景」も利用されています。部屋が暗かったり、逆光で影ができてしまい印象が暗くなったりしないようにも気をつけましょう。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・背景にたくさんの漫画が並んでおり、お客様との商談に同席させるイメージを持てませんでした。
・窓の前にいるため逆光で、表情がわかりませんでした。

アプリのアカウント登録と起動確認

企業から事前にWeb面接で利用するアプリの案内を受けたら、アプリのアカウント登録を済ませておきます。

また、当日に慌てたり、接続ができずトラブルになったりしないためにも、一度アプリを起動させ、Webカメラやマイクなども設定を済ませておくと安心です。家族や友人へ協力を依頼して、声が聞こえるかや音量確認をしておくのもよいでしょう。万が一のために、このタイミングでトラブル時の緊急連絡先も確認しておきましょう。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・当日数分遅刻されました。※アプリのインストールやアップデートが間に合わなかったため
・時間通りに参加はされたのですが音声(もしくは画面)が出ず、準備不足を感じました。

面接当日の確認ポイント

面接当日に行うことやマナーについて解説します。時間に余裕を持って行動し、万全の体制で挑みましょう。


通知は切っておく

面接中に通知音がなってしまうと、集中力が奪われるだけでなく、面接官への印象が悪くなる可能性があります。

そのため、面接に必要のないソフト・アプリの非通知設定にしておきます。面接中にスマートフォンを使用する必要がなければ、電源をオフにしておきましょう。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・面接中に電話が鳴り、中断されてしまい志望度を感じませんでした。
・メールか何かを見ながら面接に参加されているようで、注意散漫な印象でした。

面接にふさわしい服装・髪型

企業から服装の指定があればその指示にのっとります。「自由」とされている場合も、スーツやオフィスカジュアルなど、清潔感のある服装を選ぶのがよいでしょう。私服可となっていた場合にも、スウェットやジャージのようなラフすぎるものは避けましょう。

自宅で面接を受ける場合も、対面の面接と同じくビジネスマナーに配慮して、寝癖や服の乱れなど身だしなみには注意します。メイクも同様に面接に適したものをします。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・前髪および髪の毛が顔にかかり何度も触っており面接に集中できていないようでした。
・体が常に動いており落ち着きがない印象を受けました。

5~10分前にログインする

対面の面接で時間に余裕を持って企業訪問するのと同様に、Web面接の場合も、遅くとも5分前に指定のアプリやURLから入室して面接を待ちましょう。

事前連絡なしにログインが遅れると、致し方ない理由であったとしても、非常に印象が悪くなります。もしもトラブルで入室が遅れる場合は、事前に確認しておいた面接予約メールに記載されている電話番号に面接ができないことをあらかじめ連絡しましょう。

【実際にあった不合格時の企業コメント事例】
・当日数分遅刻されました。※指定されたログインURLが見つからなかったため。
・時間通りにログインはされたのですが、離席していて時間通りに面接を始めることができませんでした。

Web面接での注意点

ノイズが入ったり、画像が乱れたりすると、面接が中断されることもおきるため、ストレスにつながります。面接を滞りなく進めるための注意点を解説します。

声の聞き取りづらさに注意

Web面接では、マイクが周囲の音を拾ってしまい声が聞こえづらいことがあります。面接を受ける際は「音量は問題ないですか?」と確認してから始めると、その後もスムーズです。

また、イヤホンを使えばノイズを防げるため、面接官の声が聞き取りやすくなります。自分の声も伝わりやすいので、印象も良くなります。

インターネットの通信速度に注意

通信速度が遅いと音声の途切れや遅れ、画像の乱れなどが起きやすくなります。ビデオ通話で最低限必要な通信速度は「10Mbps」といわれています。事前に確認しておくと安心して面接ができるでしょう。Wi-Fi環境が不安定であれば、有線LANを使用するとより安心です。

Web面接が優位に進むサービスを活用しよう

面接で後悔なく自分をアピールし、企業へ思いを伝えるためには、エージェントを使った就活も検討しましょう。紹介企業ごとの選考ポイントをはじめ、就職サイトでは手に入れることが困難な情報を、専任のキャリアアドバイザーが提供してくれます。面接で伝えたい内容の添削も行ってもらえるため、万全の体制で面接に挑めます。

まとめ

自宅からでも気軽に面接ができるWeb面接の内容は、基本的に対面の面接と変わりないため、事前に話すことをしっかりまとめて挑みましょう。

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