• ホーム
  • 就活コラム
  • グループディスカッションのコツは?準備段階や進行中の時間軸ごとに解説!
2025.07.30

グループディスカッションのコツは?準備段階や進行中の時間軸ごとに解説!

グループディスカッションでは、特定のテーマに対してチームで結論を導き出すことが求められます。企業が採用の可否を判断する際の重要なプロセスになるので、事前に対策を考えておくことが重要です。この記事では、グループディスカッションを有利に進めるコツを解説します。また、グループディスカッション中の問題を乗り越えるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

\無料であなたの適性や面接のお悩みをアドバイス!/

完全無料 今すぐ会員登録

目次

就活におけるグループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、一定時間内に特定のテーマについてグループで議論を行うことです。企業では、エントリーシート(ES)や面接では把握しきれない部分を評価するために、選考方法のひとつとして実施されることが多くあります。

企業がグループディスカッションを実施する目的

企業がグループディスカッションを実施する目的は多岐にわたります。以下は、代表的な目的とその詳細です。

チームでの働き方をチェックする

グループディスカッションは、集団内での言動やコミュニケーション能力の程度などがチェックできます。ほかにも、論理的な思考力やリーダーシップの有無など、議論をスムーズに進める力を測ることが可能です。このような理由から、企業はグループディスカッションを実施しています。

大人数を一度に選考する

グループディスカッションは、複数人でチームを組んで行われます。短時間で多くの就活生を評価できるため、効率の良い選考方法として実施されやすいです。その性質から、選考の序盤に採用されることが一般的です。

グループディスカッションの準備で押さえておきたいコツ

グループディスカッションの準備では、押さえておきたいコツがいくつかあります。以下で順を追って解説します。

グループディスカッションの流れを把握する

まずは、グループディスカッションの流れを把握しましょう。一般的な流れは、以下の通りです。

1.担当者からテーマやルールの説明を受ける
不明な点があれば、ここで確認しましょう。

2.自己紹介をする
メンバーの名前を覚えておくと、コミュニケーションに役立ちます。

3.役割分担をする
リーダー(進行役)、タイムキーパー、書記、発表者などを立候補や話し合いで決めます。
前向きに引き受けるとよいでしょう。

4.時間配分を決める
ディスカッション、意見のまとめ、発表準備の時間配分を決めます。

5.ディスカッションをする
簡潔に発言し、他の参加者の意見も聞きましょう。全体が話しやすい雰囲気づくりを心がけることが大切です。

6.意見をまとめる
意見を整理し、最終的な結論をまとめます。簡潔にわかりやすくまとめるとよいでしょう。

7.発表をする
プレゼン形式で話し合った内容を発表します。発表しない場合でも、しっかり聞くことが大切です。

役割の種類や詳細を知る

グループディスカッションの参加者には、いくつかの役割があります。必ずしも何かの役割を担う必要はありませんが、役割の種類や内容を知っておくことで、柔軟に立ち回りやすくなります。グループディスカッションにおける主な役割は、以下の通りです。

種類 役割
リーダー ・議論の方向性を示す
・発言しやすい環境を作る
タイムキーパー ・議論全体の時間管理を行う
・時間内に収まるように議論内容の調整をする
発表者 ・グループの代表として結論を発表する
・議論の内容を取捨選択して論理的に整理する
書記 ・発言内容や意見を書き起こす
・議論をまとめて全体の流れを可視化する

評価ポイントを把握する

グループディスカッションでは、評価の対象となるポイントがあります。そのなかでも代表的なのは、チームにおける立ち回りと論理的思考力の2つです。

社会人になると、チームで仕事に取り組む場面が多いため、積極性と協調性のバランスが重視されます。また、論理的思考力は、人に物事を伝えることや、説得力のある答えを導き出すうえで重要とされ、評価ポイントとなります。

落ちる原因を把握する

グループディスカッションで落ちる原因として代表的なのは、議論への貢献度の低さです。事前準備が不十分で議論にうまく参加できていなかったり、協調性を欠いて議論の流れを遮ってしまったりすると、評価が下がり落ちる原因となります。

事前に他の就活生とコミュニケーションを取る

グループディスカッションが始まる前に、他の就活生とコミュニケーションを取っておくことで、議論を円滑に進めやすくなります。自己紹介の時間を節約できるほか、互いに緊張がほぐれて意見が出やすくなるといった効果も期待できます。

グループディスカッションを有利に進めるコツ

コツを把握しておくと、本番でも落ち着いて対応することが可能です。代表的なコツと、その詳細は以下のとおりです。

全体の流れを邪魔しない

グループディスカッションでは、建設的な議論を行うために、協調性を持つことが求められます。そのため、自己中心的に振る舞って議論全体の流れを妨げないよう注意しましょう。具体的には、自分の意見を一方的に言い続けて他者の発言の機会を奪ったり、一度決まったことに対して後から否定したりするべきではありません。

時間配分を意識する

グループディスカッションでは、あらかじめ基本的な進め方や時間配分を決めることが大切です。しかし、この部分に時間をかけすぎると本末転倒になってしまうため、1〜2分で済ませるのが理想的です。

時間内に結論に辿り着く

グループディスカッションの目的は、与えられたテーマに対して結論を出すことなので、時間内に結論に辿り着くことが重視されます。意見が出なかったり、逆に出過ぎて議論が迷走したりする場合もありますが、いずれにしても時間の使い方を意識して取り組みましょう。

合わない人の意見も否定しない

グループ内には、勝手に議論を進行したり、他者の発言を根拠なく否定したりする人がいるかもしれません。建設的な議論が進めづらくなるため、嫌な気持ちになるかもしれませんが、感情的になりすぎず、相手の意見もまずは聞き入れてみましょう。その上で意見を交わしたり、チームで多数決を取ってみたり協業しながら議論を進められる方法を見つけていきましょう。

積極的に発言する

積極的に発言することも、グループディスカッションを有利に進めるコツのひとつです。議論がある程度進むと、意見が出にくくなり、膠着状態に陥ることがありますが、そのような状況でも積極的に発言できると、評価が高まりやすくなります。

ただし、発言の回数や頻度にこだわりすぎると、自己主張が強い人として否定的に見られることもあります。そのため、発言内容の質にもこだわりましょう。

また、自分の意見を述べるだけでなく、他人の意見を受け入れる姿勢も大切です。相手の意見を掘り下げることで、最適解を見つけようとする姿勢を示しましょう。

役割を意識して行動する

ディスカッションは複数人で議論するため、リーダーや書記など、役割を分担して進めることが効果的です。自らの役割が決まったら、その役割を果たせるように行動しましょう。特にリーダーは、参加しやすい雰囲気をつくることが大切です。「〇〇さんはどう思いますか?」などと声をかけ、話せていない人にも発言を促すようにしましょう。

ただし、役割を意識するあまり発言が減ってしまうと、評価が下がる可能性があるため注意が必要です。

グループディスカッション中の問題を乗り越えるコツ

グループディスカッション中の問題を乗り越えるコツは、いくつか存在します。ここからは、具体的なコツとその詳細を解説します。

テーマに対する知識がない場合の工夫

ディスカッションで与えられたテーマが、自分の得意分野とは限りません。そのような場合でも、一定の工夫をすれば対応することは可能です。基本的には、議論の整理や時間管理などの進行役を担いつつ、他の人の意見を聞いてテーマに対する理解を深めていきましょう。

また、テーマについて理解が追いつかないときは、他のメンバーに質問をしたうえで、自分なりの見解を述べることが効果的です。

議論がまとまらないときの対策

意見が錯綜して方向性が定まらない場合は、一旦前提を確認する時間を設けることが推奨されます。たとえば、議論やテーマの前提を共有し、メンバーの認識をそろえるとよいでしょう。ほかにも、ホワイトボードや付箋などを活用して情報を整理することで、議論の流れが把握しやすくなり、内容がまとまりやすくなります。

グループディスカッションを通過できない人の特徴

グループディスカッションを通過できない人には、共通する特徴があります。以下は、代表的な特徴とその詳細です。

自分の発言量が極端に多い

グループディスカッションでは、チームワークや協調性が重視されます。そのため、自分の発言ばかりが目立ち、ディスカッションの進行を乱してしまうような人は、選考で不利になりがちです。

自分の意見が極端に少ない

自分の意見が少ないと、チームに貢献していないと判断され、評価が下がって選考を通過できない可能性が高まります。たとえグループディスカッションの進行を妨げていなくても、議論に積極的に参加していないと見なされるためです。

周りの人の話を聞かない

周りの人の話を聞かず、自分の意見を押し通そうとする人は、選考を通過できない場合が少なくありません。グループディスカッションでは、テーマに対する前向きな取り組み姿勢が重視されるため、他のメンバーと対立するような態度は減点の対象になりやすいです。

的外れな意見を言う

的外れな意見を述べる行為は、グループディスカッションの議論を妨げていると見なされかねません。また、採用しても自立して業務に取り組めないと面接官に判断されることも多く、選考に落ちる原因となります。

まとめ

グループディスカッションでは、事前準備や役割の理解、協調性などを意識することが通過のカギとなります。しかし、グループディスカッションをはじめ、就活全体を効果的に進められるか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

キャリタス就活エージェントでは、グループディスカッション講座や面接対策講座など、学生さんのニーズに合わせて年間200回以上のセミナーを開催し、実践的なサポートも得意としています。また、専任のキャリアアドバイザーがつきますので、個別面談の中で就活に関する不安や疑問を相談することも可能です。
ぜひお気軽にキャリタス就活エージェントを活用してみてください。