- キャリタス就活新卒紹介サービス
- Webセミナー『【早期選考の新常識】学生と育む、納得の「入社動機」~スムーズな意思決定を促進する~』開催
本セミナーについて
「内定を出しても、なかなか承諾してもらえない」
「学生の入社意欲がどこまで本気なのか見えにくい」
このような採用課題に直面されている採用担当者様も多いのではないでしょうか。
学生が内定を承諾しないのは、単に「他社と比較しているから」ではなく、「入社の決め手」が曖昧なまま就職活動を進めていることが背景にあります。
本セミナーでは、そのような学生が増えている理由と、学生が納得して意思決定できるよう支援するための面談のポイントをご紹介しました。
「学生の本音を引き出したい」
「内定承諾率を高めたい」
とお考えの採用担当者様は、ぜひご覧ください。
第一部 学生がすぐに内定を承諾しない理由
学生が内定承諾を迷う背景には、主に次の3つの要因があります。
- 1. 自己分析の不足
- 2. 他社との併願と職種の細分化
- 3. 周囲の影響と安定志向
1.1 自己分析の不足
弊社が2025年7月に発行した「キャリタス就活 学生モニター2026 調査結果」では、27卒学生の82%が「自己分析を行った」と回答しています。
それでも、「自己分析の不足で内定を承諾できない」学生が多いのは、企業側が求める自己分析と、学生が行っている自己分析の内容が以下のように異なっていることによります。
-
・企業が求める自己分析:
「入社後に定着する人材となる」という視点での自己分析。
入社後の成長や貢献を描くこと。 -
・学生が行う自己分析:
「内定を獲得する」という視点での自己分析。
自分が将来どうありたいという表面的な自己理解。
このギャップは、昨今の2つの構造的変化によりもたらされていると考えられます。
(1) 採用サイクルの早期化
インターンシップ等から本選考へ移行する流れが定着し、学生は3年生初期から就活を開始。
まずは「インターンシップ先を決める」ことから始め、その後で「その会社はどういう業界か」を考えていきます。
そこから本選考につながってしまうことで自己分析を行う時間が不足し、内定後に迷いが生じてしまいます。
(2) 選考通過率の高さ
26卒学生の受験社数を25卒学生と比較すると、
- - エントリーシート提出(13.2社→11.8社)
- - 筆記・適性テスト(9.7社→9.0社)
- - 面接試験(8.6社→7.6社)
いずれも減少し、1社以上減少している選考もあります。
一方で最終面接の受験社数は
- 25卒 3.3社
- 26卒 3.2社
と、ほぼ同水準。
つまり相対的に選考通過率が上がったことにより、学生が選考に落ちて自己分析に立ち戻る機会が減少。
その結果、意思決定に迷う傾向が強まっています。
(データは弊社「キャリタス就活 学生モニター2026 調査結果」によります)
1.2 他社との併願と職種の細分化
学生の多くは複数の業界を併願しており、近年は文系、理系を問わず人気の高いIT業界を軸に、業界や職種をまたいで就職先を比較検討しています。
職種も、例えば「営業職」と一口に言っても、インサイドセールスやフィールドセールスなど選択肢が多様化しています。
このように細分化された選択肢の中で、学生たちは
「自分にはどの道が合うのか」
を相対比較する必要があり、それが意思決定をスムーズにできない要因の一つとなっています。
1.3 周囲の影響と安定志向
学生たちの安定志向は依然として強く、公務員との併願は承諾を遅らせる大きな要因です。
また親の意見や周囲の期待など「利害関係者の影響」も少なくありません。
こうした外部要因が、本人の納得感を弱め意思決定を難しいものとしています。
第二部 スムーズな意思決定を促す面談のコツ
弊社の新卒紹介サービスでは、登録学生一人ひとりに専任アドバイザーが付き、企業選びから内定承諾までを伴走しています。
ここでは、学生の「納得感」を高め、入社意思を固めるために、弊社の学生アドバイザーたちが実践している面談のポイントをご紹介します。
2.1 学生の過去・現在・未来を「線」で結び入社動機を共創する
(1) 将来のビジョンから考える
学生に「将来どんな自分になりたいか」を言語化してもらい、
- - 過去の経験
- - 現在の価値観
- - 未来のキャリアビジョン
をバラバラの「点」から、過去から未来への一貫した「線」としてつなげていきます。
この一貫性を描けた学生ほど、入社動機の納得度が高まり、内定承諾に迷いがなくなります。
(2) 学生の原体験と仕事内容を結びつける
学生の自己PRや過去の経験から、仕事で活かせる長所を発見します。
自分の強みが仕事に直結することを理解すると、学生の入社動機への納得感が劇的に上がり、意思決定がスムーズになります。
2.2 意思決定の経験と外部影響度を見極める
(1) 大学選びの理由を尋ねる
「なぜその大学・学部を選んだのか」
を質問すると、学生の主体性が見えてきます。
明確な目的を語れる学生は、他者の意見に流されにくく、内定承諾の確度が高い傾向があります。
一方で
「親に勧められた」
「家から近かった」
などの回答が多い学生は、外部の影響を受けやすいため志望度が変わりやすい傾向にあります。
(2) 部活動・アルバイトでの役割を確認
組織の中での役割、責任、そして「自分で意思決定をする立場だったか」を尋ねます。
意思決定の経験が多い学生は、就職でも自ら納得して判断できます。
逆に、意思決定経験が少ない学生に対しては、対話を重ねながら、学生自身が納得できる入社動機を共に構築していくサポートが必要です。
まとめ
学生が納得する入社動機を引き出すには、丁寧な対話と時間の投資が欠かせません。
今回ご紹介したような手厚いフォローを、学生一人ひとりに対して
「自社で全て行うのは難しい」。
そうお考えの採用担当者様も多いのではないでしょうか。
その時は、弊社の新卒紹介サービスの活用をぜひご検討ください。
弊社の新卒紹介サービスは、完全成功報酬制で初期費用は一切かかりません。
さらに、入社予定日までに内定辞退が発生した場合には全額を返金、入社後の退職に関する返金制度もあります(制度の詳細は弊社までお問い合わせください)。
採用活動の確実性と効率を高めるために、まずは一度、弊社までお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております。
