- キャリタス就活新卒紹介サービス
- Webセミナー『【新卒採用】「残念な採用あるある」 学生(CA)から聞いたリアルと選ばれる企業になるヒント~エージェント利用学生から聞いたアレやコレ~』開催
はじめに
近年、学生たちの価値観は大きく変化しており、「従来の採用手法だけでは成果につなげにくい」そう感じている採用担当者様も多いのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、日々学生たちに接してサポートをしている、弊社の学生担当(キャリアアドバイザー:CA)が、学生たちから直接聞いた「残念な採用あるある」をご紹介しました。
- 「応募が集まらない」
- 「内定承諾率が低い」
等の課題を持つ採用担当者様は是非ご覧下さい。
第一部 企業側から見た26卒学生
学生たちのリアルな声に耳を傾ける前に、まずは
- ・彼らがどのような世代なのか
- ・企業は彼らをどう見ているのか
その認識を共有することから始めましょう。
1-1 Z世代の価値観と働き方
26卒の学生は、X世代(1965~80年生まれ)、Y世代(1981~95年生まれ)に続く、Z世代(1996~2012年生まれ)に分類されます。
世代の考え方には諸説あり、個人差もあるため一概には特定しきれませんが、一般的に言われているZ世代の特徴のいくつかをここでご紹介します。
(1)現実主義・安定志向
長引く不況や社会情勢の変化を背景に、将来に過度な期待を持たず、堅実さを重視する傾向が強い。
(2)タイムパフォーマンス(タイパ)重視
時間の無駄を嫌い、効率性を重視。
就活から働き方に至るまで、「手間の少なさ」「スピード感」を求める。
(3)働き方への意識
- ・ワークライフバランスを重視し、プライベートも大切にする。
- ・テレワークやフレックスなど柔軟な働き方を好む。
- ・職場ではオープンなコミュニケーションによるフラットな人間関係を求め、競争より協調を重視。チームでの働き方を好む傾向が強い。
1-2 企業が感じる26卒学生像
2025年7月に弊社が行った『新卒採用に関する企業調査―中間調査』では、企業が26卒学生と接する中で強く感じたことについての興味深い結果が示されました。
(1)就業意識の二極化
67.1%の企業が「企業理解度が高い学生と低い学生の差が広がっている(二極化が進んだ)」と回答。
(2)待遇や働き方へのこだわり
76.3%の企業が「待遇や働き方に強くこだわる学生が増えた」と回答。
これらの結果より、「学生に選ばれる企業」となるためには、
- ・学生の理解度に応じた情報提供やフォロー
- ・Z世代が重視する安定志向やワークライフバランスを理解した上での、自社の魅力の訴求
を意識した対応が不可欠となることがわかります。
第二部 学生から聞いた「残念な採用あるある!」
弊社の新卒紹介サービスでは、学生一人一人に専任のキャリアアドバイザー(CA)がつきます。CAは学生たちと何度も面談を重ねながら信頼関係を築き、彼らの価値観や本音をしっかり理解した上で、求人の紹介から就活全般のサポートまでを行っています。
そんなCAだからこそ聞けた、学生たちが本音で語った「残念だった採用エピソード」の数々。
今回はその中から、典型的な5つの事例をご紹介します。
CASE1:選考参加前に感じた高いハードル
- ・ESでの「当社の課題とその解決策を述べよ」といった難問
- ・選考回数が不明確
- ・選考は全て対面での実施
などは、効率を重視するZ世代の学生に「ハードルが高い」と思わせます。
結果として、学生は「他社に集中したい」と語り選考辞退に・・・。
【学生に選ばれるヒント】
- ・ESでは凝りすぎた質問は避ける
- ・可能な限り選考回数は明確にし、時期に応じた柔軟な選考フローを
- ・面接はオンラインとオフラインの上手な使い分けを
CASE2:面接で感じた圧迫感
「面接の雰囲気に圧迫感を感じた」等の理由で志望度が下がる学生も少なくありません。
Z世代はフラットで意見を言いやすい環境を好むため、過度な緊張感は逆効果となりがちです。
【学生に選ばれるヒント】
- ・面接官は合否をつける立場である一方で、学生に選ばれる存在であることも意識して「面接の雰囲気づくり」を
- ・笑顔、相槌、共感で相互理解の促進を
CASE3:結果を待たされすぎて不安
選考結果の連絡が遅いと、学生は不安を感じ志望度は下がります。
また、他社の選考状況との兼ね合いで、辞退のリスクが高まることも・・・。
【学生に選ばれるヒント】
- ・合否連絡はできる限りのスピード感で(当日~数日以内)
- ・時間がかかる場合は、事前に結果出しの時期の連絡を
CASE4:その一言が逆効果
企業が「良かれ」と思ってかけた言葉が、学生にはネガティブに響くこともあります。
例えば、
「納得いくまで就活がんばってね」
一見前向きな言葉ですが、志望度の高い学生には「自分は必要とされていないのかも」と受け取られてしまうことも・・・
【学生に選ばれるヒント】
- ・学生には「ぜひ一緒に○○をしよう」等、未来の共有を感じさせるポジティブな言葉を
(※内定を出す学生に限ります) - ・「就活がんばってね」等のエールは、学生の状況や気持ちを踏まえた上で慎重に
CASE5:質問への回答が得られない不信感
内定後の「残業時間は?」「離職率は?」「モデル年収は?」といった質問は、学生が承諾に不安を感じているサインです。
誠実な回答が得られないと、「情報を隠しているのでは?」と不信感が募り、内定辞退につながることも・・・。
【学生に選ばれるヒント】
- ・透明性を求める傾向が強いZ世代には、スピーディーな対応を
- ・ネガティブな質問にこそ誠実に回答を
まとめ
Z世代は効率やタイパを大切にし、フラットでオープンな関係を求めています。
「学生に選ばれる企業」となるためには、彼らの価値観を理解し、「この会社で働きたい」と思える環境を整えることが不可欠となります。
「わかってはいるけれど、学生一人一人に対して、そこまでの対応は難しい」そう思われる採用担当者様も多いのではないでしょうか。そのような時こそ、弊社の新卒紹介サービスのご利用を検討ください。
学生一人一人と信頼関係を築き、その価値観を深く理解した弊社のキャリアアドバイザーが、企業と学生の間を取り持ち、双方にとってベストなマッチングを実現します。
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ご連絡をお待ちしております。