- キャリタス就活新卒紹介サービス
- Webセミナー『【新卒採用】なぜ内定が決まっても入社しないのか?~辞退理由から学ぶ~』開催
本セミナーについて
「せっかく内定を出したのに、結局入社してくれなかった…」
「辞退理由を聞いても、なんとなく釈然としない…」
そんなモヤモヤを抱えている採用担当の方も多いのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、長年にわたり学生の就活をサポートしてきた弊社ならではの視点から、学生の「内定辞退の理由」と、その根底にある原因についてお伝えしました。
今回のセミナーの内容の一部をここで紹介しますので、
「内定を出したのに、なぜ?」
この疑問に直面されている方は是非ご覧下さい。
第一部 26卒学生の就活動向 調査結果
弊社が実施した「キャリタス就活 学生モニター2026調査」(2025年6月発行)を基に、最新の就職活動の傾向をご紹介します。
1. 1 内定率
6月1日時点の内定率は過去5年で以下の通り。
- 22卒:71.8%
- 23卒:76.9%
- 24卒:81.3%
- 25卒:85.2%
- 26卒:83.7%
26卒内定率は、わずかに前年を下回ったものの、依然として8割超の高水準です。
1. 2 内定を得た業界
文系男子、文系女子、理系男子、理系女子、 全ての属性において 「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」 が内定を得た業界の30%以上を占めて1位となり、学生の就職先としてのIT業界の人気の高さを示しています。
1. 3 今後の就職活動の方針・戦略
内定を得た学生では 「現在選考が進んでいる企業に絞って活動」(35.8%) が最多。
一方、内定なしの学生では 「新たな企業を探す」(35.4%) が最多ながら、 「志望度の高い企業に絞る」(26.2%) が2位に入り、「内定はなくても焦ってはいない」という様子が見受けられます。
1. 3 今後の新規エントリー予定社数
(1) 内定ありの学生
- ・0社:61.3%
- ・1社:8.8%
- ・2社以上:29.9%
平均:1.7社
(2) 内定なしの学生
- ・0社:42.4%
- ・1社:12.7%
- ・2社以上:44.9%
平均:2.8社
内定のない学生はやはり、より積極的にエントリー社数を増やしており、まだまだ動きが活発です。
第二部 なぜ内定が決まっても入社しないのか?
弊社では学生一人一人に専任の学生アドバイザーがついて、複数回の面談や就活相談を通じて学生と信頼関係を築き、学生本人の価値観や志向、適性を確認しながら企業とのマッチングを行っていきます。
また学生にとって、企業には直接話しにくい本音や、就活への不安も聞き取りながら、内定承諾までを丁寧にサポートしています。
この学生アドバイザーたちが分析した内定辞退の根底にある原因、及び学生たちから聞きだした就活時期ごとの具体的な辞退理由は以下の通りです。
2.1 根底にある原因:自己分析不足のまま選考に進む学生の増加
過去の就活では、学生は就活を始めるにあたり、最初に「自己分析」を行いました。
様々な情報の棚卸しをし、自分の価値観を確認した上で、
自己分析→業界・職種選定→企業選定→採用選考
というサイクルを回して、最終的に内定までいきつくのが過去の就活の進め方でした。
これに対し最近は、
インターンシップから本選考に進める選考フローが構築され、「早期選考」を希望する学生が増加したことにより、
大学3年生になってすぐ、インターンシップに参加する企業を探す学生が増加しました。
この就活の早期化により、就活のサイクルは 企業選定→業界選定→職種選定→採用選考 と変化しました。この 自己分析をする時間が無いまま、選考に進むことが最近の学生の内定辞退の理由の根底にある ものと思われます。
2.2 具体的な辞退理由:早期(6月以前)
(1) 本命は別にあった
学生の本音が引き出せていないまま内定を出してしまい、後で他社への志望が判明。
(2) もっと他の企業を見たい
自己分析をしていない学生は、「自分は何を大切にして、どういうキャリアを目指すのか」といった就活の軸が定まっておらず、「この企業で良いのか」という漠然とした迷いが残ったままとなり辞退へ。
(3) ネガティブな情報が気になった
内定者懇親会や、ネットの口コミで不安を感じて辞退に至るパターン。
2.3 具体的な辞退理由:後半(6月以降)
(1) 親御様の意向
「選考に落ちたら親が不安になるから」というような理由で、内定がでた後になって親に相談。自己分析ができていないため、反対されたら簡単に辞退するケース。
(2) 民間企業以外への就職を選択
公務員や大学院進学などを本命に据えていた学生が合格し、そちらを選択。
(3) 業界最大手クラスの企業の採用の継続
26卒の求人倍率は1.66倍(リクルートワークス研究所調査)という売り手市場の中で、「まだ大手に行けるかも」との期待から辞退。
まとめ/辞退を防ぐために企業がすべきこと
セミナーでは、内定辞退の理由を踏まえたうえで、企業側がとるべき具体的な対策として以下のようなものを紹介しました。
1. 選考を通じて相互理解を徹底
学生に自社への理解を深めてもらい、ミスマッチを防ぐ。
2. 価値観の変化をリアルタイムで把握
学生の考え方は常に変化しており、逐次キャッチアップが必要。
3. 意思決定の傾向に合わせた魅力付け
「人の役に立ちたい」「成長できる環境がほしい」など、学生ごとの意思決定の傾向を把握し、それらにあわせて自社の魅力付けを行っていく。
4. 意思決定に関わる人間関係への配慮
家族、友人、ゼミの先生など、影響を受ける人をヒアリングし、丁寧にフォローをしていく。
「これら全てを自社で行うのは難しい…」
そう感じた採用ご担当者様には、 弊社の新卒紹介サービス のご利用をおすすめします。
新卒紹介サービスは、様々な採用手法がある中で唯一、企業と学生の間に 人が介在する採用手法 です。
弊社では、学生アドバイザーが学生と複数回の面談を通して信頼関係を構築し、上記対策を行いながら、企業と協力して学生を内定承諾まで導いていきます。
さらに完全成功報酬制で初期費用が一切かからないので、コスト面でも安心して導入いただけます。
内定辞退にお悩みの採用担当者様は是非、弊社の新卒紹介サービスのご利用をご検討ください。
皆様からの問合せをお待ちしております。