- キャリタス就活新卒紹介サービス
- Webセミナー『 3000人と面談したアドバイザーは知っている「学生が辞退する本当の理由」』開催
本セミナーについて
新卒採用は年々難易度を増し、早期化・長期化・多様化が進んでいます。
このような状況の中、
- 「選考途中で学生の辞退が増えている」
- 「最終面接まで進んだのに、承諾に至らない…」
そんな課題を抱える採用担当者様も多いのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、3000人を超える学生と面談してきた就活アドバイザーの経験から導き出した、
- 「学生が選考を辞退する本当の理由」
について解説しました。
その内容の一部をここでご紹介しますので、今後の接続率・内定承諾率向上のヒントとして、是非ご活用ください。
第一部:調査データから分析する26卒学生の傾向
まずは、2026年卒予定の大学生(理系は大学院修士課程学生を含む) 1,071名を対象に実施した「キャリタス就活 学生モニター2026 調査」(2025年2月発行)のデータから分析した26卒学生の傾向をご紹介します。
1.1 志望業界
特筆すべきは
- 「銀行」が学生全体の中での志望業界1位(19.3%)
となった点です。
前年は6位でしたが、文系男子(29.6%)、文系女子(19.9%)ともに1位となるなど、銀行人気の復調が見られます。
また、IT業界の人気は例年に引き続き高く、文系男子、文系女子、理系男子、理系女子の全ての属性で上位5位にランクイン。
特に理系男子では「情報インターネットサービス」が1位(24.6%)、「情報処理・ゲームソフト」が4位(21.7%)となっています。
IT分野におけるキャリア志向は継続傾向にあると言えるでしょう。
1.2 働き方に対する意識
「キャリアパスは自分で主導権を持ちたい」という質問に対する回答は、
- 当てはまる:25.8%
- やや当てはまる:48.7%
と全体の74.5%に達し、「キャリアパスは会社に任せたい」という意見を大きく上回っています。
また、出世について「出世より自分のペースで仕事をしたい」という質問に対しての回答は、
- 当てはまる:21.5%
- やや当てはまる:32.1%
で過半数となり、「仕事が多少忙しくても早く出世したい」という意見を上回りました。
一方で、転勤については「転勤を希望する」という質問に対する回答は、
- 当てはまる:8.2%
- やや当てはまる:17.2%
で全体の25.4%にとどまり、「一つの拠点で働きたい」派が74.5%と、圧倒的多数を占めています。
以上の調査結果から、26卒学生は
- 「選択肢がある環境」
- 「自律的なキャリア形成」
- 「ライフスタイルの安定性」
に強い関心を抱いていることがわかります。
1.3 就職先を選ぶために重視する条件
- 1位:福利厚生(住宅補助など)61.4%
- 2位:仕事内容・職種 61.1%
- 3位:勤務地 53.7%
- 4位:初任給 49.0%
- 5位:労働条件(勤務時間、残業や休日出勤状況) 48.6%
となっています。
「仕事内容・職種」が2位に入っているものの、学生の心をつかむには、特に選考の初期段階で待遇・環境面について丁寧に説明することが重要といえるでしょう。
セミナーではここに記載した以外にも、たくさんのデータをご紹介したので、26卒学生の傾向が気になる方は、弊社までお問い合わせください。
第二部:学生が辞退する本当の理由
学生の辞退には、実は「ちょっとした違和感」や「ささいなズレ」が原因になっていることもたくさんあります。
今回のセミナーでは、選考プロセスの段階ごとに学生の本音と離脱防止ポイントを紹介しました。
2.1 一次面接前の辞退理由と離脱防止ポイント
(1) 説明会の印象が悪い(時間の遅れ・超過など)
(離脱防止ポイント)
開始時間が超過する場合には、事前に「途中退席可」と明示することで学生の不満を和らげることができます。
(2) 説明内容がWEB情報と変わらない
(離脱防止ポイント)
説明会でしか聞けない情報(現場の声・裏話)を盛り込むことで差別化を。
(3) ES提出要求や独自の設問に負担を感じる
(離脱防止ポイント)
大学指定の履歴書などの代用を認め、志望動機を聞く際には設問意図を明確に伝えることで、学生の納得感を高め、心理的負担を引き下げることができます。
2.2 二次面接前の辞退理由と防止策
(1) 面接官から「覚悟」を問われた
(離脱防止ポイント)
「営業は大変だけど大丈夫?」のような問いは慎重に。
質問意図を伝えた上で行うと誤解を防げます。
(2) 面接でのアドバイスがネガティブに響いた
(離脱防止ポイント)
面接内容に対するフィードバックを行う際は「良かった点」もセットで伝えましょう。
(3) 面接時間が長すぎる
(離脱防止ポイント)
個人の面接だけで面接時間1時間は長いと感じられる可能性もあります。
選考ポイントを絞り、適切な時間配分を意識することが重要です。
2.3 最終面接前の辞退理由と離脱防止ポイント
(1) 親やキャリアセンターからの反対
(離脱防止ポイント)
最終決定権が誰にあるのかを事前に確認し、学生本人以外の場合には、その方が自社をどう見ているかの確認を。
(2) 面接日程が先すぎる・不確定
(離脱防止ポイント)
この段階で面接日程の決定が遅いと、他社内定に先を越されるリスクが高まります。
・面接結果通知までの期間をあらかじめ開示する
・日程決定まで時間がかかる場合には選考の結果だけでも先に通知する
ようにしましょう。
【まとめ】
セミナーでは、参加者から「内定者フォローをどうすれば辞退を防げるか?」といった実践的な質問も多数いただきました。
選考初期では福利厚生や勤務地といった条件面への関心が強い学生も、選考が進むにつれ
- 「自分はこの会社でどんなことができるのか」
- 「どんなチャンスがあるのか」
という視点へとシフトしていきます。
このタイミングで企業側が
- 「きみに任せたい」
- 「一緒にやっていこう」
といった前向きなメッセージを届けられるかどうかが、内定承諾の決め手になるケースも少なくありません。
そういったメッセージの伝え方や、タイミングをつかむことに不安のある場合には、 企業と学生の間に立ち、相互理解を深め、選考辞退の防止・内定承諾率の向上をサポートする、弊社の「新卒紹介サービス」を是非ご活用ください。
初期費用は一切不要の完全成功報酬制。承諾にならない限り費用は発生しない弊社の新卒紹介サービスへの、御社からのお問合せをお待ちしております。